日本の「伝統的酒造り」が無形文化財として登録されたことを記念し、「伝統的酒造りシンポジウム」が2月26日(土) 14:00~16:00に国立科学博物館 日本館2階 講堂にて開催される。
「伝統的酒造り」として無形文化財に登録された
日本の伝統的な酒造りの技術は、その恵まれた気候風土の中で育まれた“こうじ菌”を使う独特のものであり、日本が誇る文化。その技術は歴史性が評価され「伝統的酒造り」として、2021年12月2日(木)に無形文化財に登録された。「伝統的酒造りシンポジウム」では、次世代への伝統継承・発展を模索するために、日本の酒造りに欠かせない“こうじ菌”に焦点を当てて、酒造りの文化や歴史に関する講演及びパネルディスカッションを行う。
「日本人が育てたカビ(仮題)」
基調講演の「日本人が育てたカビ(仮題)」には、国立科学博物館植物研究部長・細矢剛氏が登壇。同氏は、1986年筑波大学生物学類卒業後、製薬会社研究員を経て2004年から国立科学博物館に勤務。ビョウタケ目という微小なきのこの系統分類を専門としている。
パネルディスカッションでは「こうじ菌文化の素晴らしさ」をテーマに実施。日本酒造組合中央会理事・宇都宮仁氏が司会を担当し、パネリストとして日本酒造杜氏組合連合会副会長・石川達也氏、東京農業大学名誉教授・小泉武夫氏、酒類総合研究所前理事長・後藤奈美氏、九州本格焼酎協議会会長・多田格氏、唎酒師の資格を持つ女優・村川絵梨氏が登壇する。
参加人数は、来場が50名、オンライン視聴が450名限定。新型コロナウイルス感染症の状況により、来場参加定員は変更する可能性がある。参加申し込みはpeatixにて。応募多数の場合は抽選となり、抽選結果は2月15日(火)までに登録したメールアドレス宛に送られる。シンポジウムへの参加は無料、別途博物館の入館料630円が必要。65歳以上の人などは無料。同シンポジウムでは、酒類の提供・試飲は行われない。
来場の際は、マスクの着用、検温、ソーシャルデイスタンスの保持、手指の消毒などに協力を。
「伝統的酒造りシンポジウム」が気になる人は、チェックしてみて。
■国立科学博物館 日本館
住所:東京都台東区上野公園7-20