東京地下鉄は、1月28日(金)、有楽町線延伸(豊洲・住吉間：建設キロ4.8km)および南北線延伸(品川・白金高輪間：建設キロ2.5km)の鉄道事業許可を国土交通大臣に申請した。

有楽町線延伸(豊洲・住吉間)

有楽町線延伸(豊洲・住吉間)の沿線地域である豊洲周辺を含む臨海地域は、国と東京都により、特定都市再生緊急整備地域や国際戦略総合特区のアジアヘッドクォーター特区に位置づけられ、近年多くの再開発が進展している。

同路線は、臨海地域と都区部東部の観光拠点等とのアクセス利便性の向上や地域のまちづくりの面での効果が期待されるとともに、東西線の混雑緩和にも寄与する。

南北線延伸(品川・白金高輪間)

南北線延伸(品川・白金高輪間)の周辺地域である品川駅周辺は、リニア中央新幹線の整備を契機に、東京と国内外の広域的な交通結節点として期待され、新たな国際競争力強化の拠点として、多様な機能が集積する再開発エリア。

同路線は、品川駅で山手線、東海道線等のJR東日本主要幹線、羽田空港に連絡する京急線、東海道新幹線と接続し、六本木・赤坂等との都心部のアクセス利便性向上等に寄与する。

この取組みにより、地下鉄ネットワークの充実を図ることで、東京圏の国際競争力の強化に貢献していくという。

●有楽町線延伸(豊洲・住吉間)路線概要
・建設キロ：4.8km
・総建設費：約2,690億円
・経由地：豊洲~東陽町～住吉
・開業目標：2030年代半ば

●南北線延伸(品川・白金高輪間)路線概要
・建設キロ：2.5km
・総建設費：約1,310億円
・経由地：品川～白金高輪
・開業目標：2030年代半ば

なお、新駅の名称は仮称。総建設費、開業目標等については、鉄道事業許可の申請にあたり東京地下鉄で取りまとめた現時点の内容であり、今後の検討や関係機関との協議等により、変更となる可能性がある。