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AI文章生成サービスを使った日本初の文学賞「AIのべりすと文学賞」が開催

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デジタルメディア研究所は、文章生成サービス「AIのべりすと alpha2.0」を利用した日本で初めての文学賞「AIのべりすと文学賞」を開催。2月1日(火)〜6月30日(木)の期間で作品を募集している。

日本最大級の物語生成AIジェネレーター

「AIのべりすと alpha2.0」は、クリエイターSta(すた)氏がGoogle TRCの協力のもと、525GB、文庫本約178万冊分のコーパス(データベース)により訓練した、日本最大級の物語生成AIジェネレーター。2021年秋に正式リリースされるとSNSを中心に瞬く間に話題になり、クラウドファンディングで597万円の支援を達成した。授業に取り入れる大学も現れている。


Sta氏は幼いころからパソコンに興味を持ち、9歳で1000本のゲームを作成。『新潮45』特集21世紀の日本を支える「21人の若き天才」に“すでに伝説的な不登校小学生”として取り上げられた。2012年にリリースした音楽ゲームアプリ「Tone Sphere」は、2021年までに世界で120万ダウンロードを達成している。

幅広いジャンルからユニークな作品を募集


「AIのべりすと文学賞」は、小説を中心に、「AIのべりすと」との共同作業により、クイズ、シナリオ、俳句、漫才など、幅広いジャンルからユニークな作品を募集。新たなユーザーを掘り起こし、クリエイターの活性化をはかる機会を目指す。

募集内容は、「小説作品」8000〜10万字程度、「ショート作品」1200〜1万字程度で、形式は自由。応募は公式サイトの応募フォームにて受け付けている。

結果発表は10月1日(土)。受賞者には賞金と副賞が用意されている。選考のうえ、優秀作品は小学館からの書籍化も検討される予定だ。

開催記念に未来を占うトークライブも開催


また、文学賞の開催を記念して、文化人類学者/慶應義塾大学名誉教授の奥出直人氏とSta氏によるトークライブを、3月3日(木)にオンラインにて開催。技術的な側面からだけでなく、精神面から人とAIとが共生する未来へアプローチする。

参加は無料、入場チケットの申し込みは、LivePocketにて受け付けている。

同文学賞開催にあたり、審査委員長であるデジタルメディア研究所の橘川幸夫氏は、「これまで小説を書いてきた人には、新しい道具を使った想像力の飛躍を感じることが出来るかも知れませんし、小説などとは無関係だと思っていた人は、思わぬ自分の才能を発見するかも知れません。世代も、性別も、立場も超えて、新しい時代の創作活動の幕を、みなさんと一緒に開けていきたいと思います。」とコメントしている。

AIとの共同作業で作品をつくって、文学賞に応募してみては。

AIのべりすと文学賞公式サイト:https://demeken.net/ai-novelist/
AIのべりすと公式サイト:https://ai-novel.com/
LivePocket:https://t.livepocket.jp/e/bdc-v

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