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福島県浪江町・請戸漁港産の高級魚「シラウオ」、震災後初の海外輸出が実現!

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福島県浪江町請戸漁港で水揚げされた高級魚「シラウオ」が相馬市松川浦漁港の「ヒラメ」、いわき市久之浜漁港の「アナゴ」など、他の福島県の鮮魚とともに3月3日(木)にタイ・バンコクに輸出され、翌日からバンコクの飲食店にて提供された。

新鮮な状態でバンコクへ


浪江産の「シラウオ」は生のまま空輸され、「海のプラチナ」とも言うべき貴重な高級魚として、新鮮な状態でバンコクの人々に楽しんでもらったという。


東日本大震災によって壊滅的な打撃を受けた浪江町請戸では、漁港が再建され、2020年4月に競りが再開されたが、水揚げされた魚が海外に輸出されるのは、震災後初めてのことになる。

福島県浪江町請戸漁港から東日本大震災後初となった今回の輸出は、「東の食の会」によって企画された。請戸漁港で水揚げされた「シラウオ」を地元の水産仲卸「柴栄水産」が競り落とし、食の海外流通プラットフォームを展開する「epoc」が輸出と現地での販売を行った。

バンコクの「福島水産フェア」


バンコクに輸出されたのは浪江産の「シラウオ」、


相馬市松川浦漁港の「ヒラメ」、


いわき市久之浜漁港の「アナゴ」など。他の福島県の鮮魚とともに、3月4日(金)から当該鮮魚販売終了まで、バンコクの複数の飲食店で「福島水産フェア」としてメニュー提供されている。

「シラウオ」は、寿司店や和食店にて軍艦寿司やぽん酢和え、天ぷらなどで提供され、バンコクの人々に楽しまれたという。

浪江産の「シラウオ」


「シラウオ」は浪江・請戸漁港名産の高級魚で、請戸を代表する魚種として親しまれている。シラスと混同されがちだが、シラスはイワシやウナギなどの白い透明な稚魚に対して用いられる総称なのに対し、「シラウオ」はシラウオ科の成魚。シラスよりも大きく食べ応えがある。

生の「シラウオ」は旨味と微かな苦みがあり、ぷちぷちとして心地よい食感。高級食材として軍艦巻き寿司などで食べられる。

日本で獲れる「シラウオ」の多くは、青森、茨城、島根の湖のものが多いが、浪江の「シラウオ」は海で獲れる「イシカワシラウオ」という種類で「シラウオ」の中でも貴重なものだという。

これを機に、国内でも福島県産の海の幸に改めて注目してみては。

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