日本では、食べられるにもかかわらず廃棄される「食品ロス」が年間570万トンあり、そのうち309万トンが食品産業から発生している。環境省食品ロスポータルサイトによるち、そのうち103万トンが外食産業であり、食べ残しによるものが相当程度を占めているそうだ。
そんな中、首都圏を中心にホテルを展開する日本ホテルは、食品ロス削減の取り組みとして「mottECO(モッテコ)」を4月1日(金)より、東京ステーションホテルをはじめとする9ホテルで実施する。
食品ロス・ゴミの削減に取り組む
同社では、これまで食品ロス削減の取り組みとして「3010運動」などを進めてきた。
今回実施する「mottECO」は、ホテルのレストランや宴会場の利用客が料理を食べきれなかったときに、希望があれば、環境に配慮した環境に配慮した認証紙製を使用した容器を渡すという取り組みだ。
利用客自身の責任で持ち帰ることによって、食品ロス・ゴミの削減に取り組むとともに、食べ残したものは自分で持って帰る文化の普及と啓発を図る。
「mottECO」
環境省では、消費者と飲食店の相互理解のもとで、飲食店等における食べ残しの持ち帰りをより身近な文化として広めることを目的として「NEW ドギーバッグアイデアコンテスト」を開催した。
「mottECO」は、同コンテストのネーミングの部で大賞に輝いた、飲食店等における食べ残しの持ち帰りの名称。“もっとエコ”、“持って帰ろう”というメッセージが込められている。
食品ロス削減に取り組む「mottECO」を、この機会にチェックしてみては。
【mottECO】
□対象ホテル
・東京ステーションホテル
・メズム東京、オートグラフ コレクション
・メトロポリタンホテルズ(7ホテル)
[池袋・エドモント(飯田橋)・丸の内・川崎・さいたま新都心・高崎・長野]計9ホテル
□対象箇所
・直営レストラン(ブッフェ料理を除く、コース料理及びアラカルト料理)
・宴会場(コース料理及びブッフェ料理)