キャンパー向け森林レンタルサービス「forenta」を展開する山共は、岐阜県東白川村に新たなキャンプエリアをオープン。3月19日(金)から、「forenta」公式ウェブサイトにてエントリーの受付を開始している。
東白川村に新キャンプエリアが登場
岐阜県東白川村は、名古屋から車や電車でおよそ2時間、中津川ICより車で1時間の場所に位置する。村域の約90%を森林が占めており、ヒノキやスギが植林されている。
源藤エリアは標高約700mの山の中に位置し、全体的になだらかな地形はキャンプに最適。道からアクセスできるので、乗用車でも十分訪れることが可能だ。車通りはほとんどなく、川のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながら静かにキャンプを楽しむことができる。
今回は以前からオープンしていた源藤1番地~20番地の近くに、新たに源藤21番地~28番地、源藤29番地~40番地を設置した。
年間利用料は個人契約が66,000円(税込)、法人契約が99,000円(税込)。区画によってばらつきがあるが、1区画の広さは概ね200~300坪だ。
エントリー受付期間は3月19日(金)~4月4日(月)。内覧会は、4月8日(金)・9日(土)に現地で開催する。
スギ、ヒノキ、マツが立ち並ぶエリア
源藤21~28番地には、樹齢50年~100年のスギ、ヒノキ、マツが立ち並ぶ。昔は畑などがあった土地で、今もその石垣が残っている。
エリア内には谷があり、川のせせらぎが聞こえてくる。伐採して間もない丸太はブッシュクラフトに使うことができる。舗装路からのアクセスも良いエリアだ。
寒陽気山を望む村有林エリア
源藤29~40番地は、標高1,108メートルの寒陽気山を望む開放感溢れるエリアで、東白川村が所有する「村有林」。
東白川村は「日本で最も美しい村連合」に加盟し、FSC森林認証や100年の森林づくり計画、または企業との連携に力を入れている。その村有林の一部が、はじめて森林レンタルとして活用される。「forenta」としても初めての行政と連携したエリアとなるが、今後の公有林の活用にも一石を投じるものになるかもしれない。
forentaとは
「forenta」は、森林所有者の立場から考えた日本初のキャンパー向け森林レンタルサービス。
山林を購入しなくても一般の人が手軽に森林に来て楽しみ、自然に慣れ親しんでほしい。そんな想いから「forenta」が生まれた。森林所有者に向けても、森林には新しい価値観が確かに存在していることを証明し、村も自然もまだまだ捨てたものではないことを知ってもらいたいとの思いが込められている。
「forenta」では、所有している山を活用しながら、森林の価値、延いては山村の価値を一緒に高めるパートナーを募集しており、問い合わせフォームから受け付けている。こちらもあわせてチェックしてみて。
forentaウェブサイト:https://www.forenta.net/