ミウラトラストが、神奈川県三浦市三崎エリアに残る、港町ならではの古民家をリノベーションした宿泊施設「三浦半島の旅宿 三崎宿」を、4月下旬にオープンする。
古民家・古商家を三浦半島の旅宿として再生
三崎はかつて、江戸の時代から漁業で栄えた街。海で囲まれた三浦半島が故に船の交通が主流だったため、宿場としての発展がなかった商家の街だ。
そんな三崎が近年、食を求める観光地として自然、必然的に、生まれ変わろうとしている中、ミウラトラストは、江戸時代から続く古民家、古商家を三浦半島の旅宿「三崎宿」として新たに再生し、非日常な“宿泊”と“食”の体験を届ける。
なお、同取組みは、三浦市・横浜銀行・京浜急行電鉄・地域経済活性化支援機構(REVIC)・ミウラトラストの5者にて、2021年3月に締結された「三浦市における地域資源を活用した観光活性化に関する連携協定」の一環として行われるものだ。
江戸時代から続いた蔵造りの建物
三浦半島の旅宿 「三崎宿」では、当時の趣や風情を残した三つの客室棟を用意している。
一棟貸しの「江戸の蔵宿」は、三崎で一番古いと噂の建物。かつて魚商として繁栄したこの商家は、元々、江戸時代から続いた蔵造りのものだ。
ツインベッドルーム3室で、最大8名まで利用することができる。
古くから金物屋を営んでいた建物
同じく一棟貸しの「古民家の旅宿」は、古くから金物屋を営んでいた建物。元々の店舗部分は「リビングルーム」、母屋部分を「ベッドルーム」として、最大6名まで利用できる。
さらに、今後リニューアルする予定だという。
老舗酒屋の母屋2階のフロア貸し
「酒宿山田屋」は、三崎港玄関口に佇む、老舗の酒屋「山田酒店」母屋の2階を改装した客室棟。最大4名まで利用可能となっている。
チェックインは「山田酒店」にて
また、「山田酒店」がフロント・コンシェルジュ棟となっており、チェックインもこちらで行う。「山田酒店」は宵のお酒を吟味したり、町の案内所として利用したりするのもおすすめだ。
宿泊予約は、三浦半島の旅宿「三崎宿」の専用予約サイトにて受付中だ。
三崎下町の港町ならではの風情ある古民家で過ごす、非日常の空間を楽しんでみては。
■三浦半島の旅宿「三崎宿」
住所:神奈川県三浦市三崎4-8-10
URL:http://misakijyuku.jp/