オンラインによる確定申告をはじめ、コンビニでの住民票の写しなどの取得、図書館の貸し出しカード、健康保険証としての利用、スマホ・ワクチン接種証明などにも欠かせない存在になりつつある“マイナンバーカード”。普及率は人口比で4割を超え、今年1月から「マイナポイント第2弾」もスタートしている。
そんな中ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員を対象に、マイナンバーカードについてアンケートを実施し、結果を公開中だ。
3分の2がカードを「持っている」と回答
今回のアンケートは、今年3月、1000人の男女を対象に、インターネット調査にて実施。
「マイナンバーカードを持っていますか?」という質問では、3分の2がカードを“持っている”と回答した。
総務省の発表しているマイナンバーカードの発行枚数の推移を見ると、直近2年間の増加のペースが速まっていることが分かる。
持っている理由・持っていない理由について
マイナンバーカードを持っている主な理由については「マイナポイントの申請」がトップで、約3割を占めており、これに付いで「証明書が必要」が16.6%。
カードの機能は二の次で、買い物ポイントというキャンペーンの効果がはっきり表れている。
また、マイナンバーカードを持っていない主な理由については、「必要性を感じない」「面倒くさい」という回答があった。
使用目的は「マイナポイントの申し込み」
マイナンバーカードの使用目的のトップは「マイナポイントの申し込み」。次いで「身分証明書」「役所にて使用」「コンビニにて使用」という結果だった。
なお、7.3%の人が「使用したことがない」と回答している。
カード機能の追加も課題
「マイナンバーカードに最も加えて欲しいと感じる機能は何ですか?」という質問の回答は「健康保険証として利用」がトップ。健康保険証としての利用は昨年から始まっており、さまざまなメリットがあるが、新たな手続きが必要となり、まだ全ての医療機関で利用できるわけではない。
2番目に多い「運転免許と一体化」も構想には入っているが、時期は未定。そのほか「クレジットカード機能」や「定期券」「お金の振込・引落」という回答もあったが、現段階では難しいテーマだと考えられる。
今後、マイナンバーカードの利便性が増していくことが考えられ、これにマイナポイント・キャンペーンも追風となるだろう。マイナンバーカードがどこまで普及していくか、今年の動向が注目される。
アンケート結果詳細URL:https://www.navit-j.com/media/?p=73644