みそ・糀の製造並びに販売を手掛けるマルモ青木味噌醬油醸造場は、インスタグラムにてフォロワー約5,500名から募集した『みんなのマルモみそレシピ』を、2022年春よりHPで公開中だ。
レシピ開発の背景
新型コロナウイルス禍によって家での時間が増えた影響で、自宅で食事を食べる回数や料理を作る回数が増え、食生活に変化が見られた(※)。
また、2021年の日本金融政策公庫『消費者動向調査』の食の志向に関する調査によると、低下傾向にあった「健康志向」が上昇に転じていることがわかっている。
そんななか、スーパーマーケットの売上増加、発酵食品への注目上昇などが要因となり、同社では2020年の売上が増加。
加えてインスタグラムでは、フォロワーがコロナ禍前の2019年冬から2020年冬にかけて約2000人増加し、健康・料理・レシピへの関心の高まりを実感したという。
そこで、「もっと手軽で、健康的なみそレシピが知りたい」という消費者からのニーズに応えるべく、レシピ開発をスタート。
しかし、レシピ開発を行う人手が不足していたため、昨年3月から5月までの期間、インスタグラムの約5,500名のフォロワーに向けて、みそを使用したレシピを募集するキャンペーンが実施された。
コロナ禍の自炊ニーズに応える手作りレシピ
応募レシピや公式アンバサダーによる投稿から集められた「生みそ」レシピは、『みんなのマルモみそレシピ』として、同社公式ホームページやインスタグラムにて公開されている。
レシピには3つの特長がある。1つめは、みそ汁以外の豊富なアイデアみそレシピということ。通常、みそ=みそ汁がイメージされやすいが、同社の「生みそ」であれば幅広い料理に利用できる。そのため、おかずにぴったりの炒め物やパスタやラーメンまで、幅広いレシピが揃っている。
2つめは、誰もが作りやすいレシピになっていること。同社の「生みそ」を使っているユーザー目線のレシピだからこそ、家庭にある材料で気軽に挑戦できる。
3つめは、甘酒や米こうじから作られた塩・醤油こうじを使用した発酵レシピの掲載。みそだけでなく、幅広い発酵食品を身近に感じられるレシピ集となっている。
みそ本来の豊かな風味が感じられる
同社のみそは加熱処理をせず、樽からそのまま容器に詰められた「生みそ」だ。みその中に住んでいる酵母菌や乳酸菌、そして酵素がそのままいきているため、みそ本来の豊かな風味と様々な優れた性質を感じられる。そのため、みそ汁は出汁を入れなくても充分美味しくなるという。
みそ汁以外では、みそ漬けもぴったり。野菜やチーズなど、様々な食材を「生みそ」で漬けるだけ。酵素がいきている「生みそ」だからこそ、漬けた食材は柔らかくなり、旨みが増して美味しくなるそうだ。
『みんなのマルモみそレシピ』を参考にして、みそを使った料理のレパートリーを増やしてみては。
みんなのマルモみそレシピ:https://www.aokimiso.co.jp/resipe.html
※出典:厚生労働省『令和2年度「食育に関する意識調査」の結果を公表します~新型コロナウイルス感染症の拡大で、特に若い世代の食生活に変化~』(2021)