⾷品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・⼤地が運営する「らでぃっしゅぼーや」では、ふぞろい食材を取り扱う「ふぞろいRadish」より、廃棄されるセロリの一部を使った「ふぞろいセロリの野菜だし」842円(税込)を6月6日(月)から販売中だ。
「ふぞろいRadish」は、作り手の支援やフードロス削減を目的に、新鮮さとおいしさは担保し、色、形、サイズなど多様なふぞろいの野菜や水産物を取り扱う、2021年4月より開始したサービスだ。2021年4月~2022年5月累計で、フードロス削減と生産者支援量は約247tに達している。
廃棄されるセロリの芯と幼葉をレスキュー
「らでぃっしゅぼーや」では「ふぞろいセロリの野菜だし」の開発・商品化のため、廃棄予定だった約250kgのセロリの芯と幼葉をレスキューすることができたという。
この原料から作られた商品の生産数は、1箱あたり5g×6袋入りで12,500箱。一杯125mlのスープで換算すると、20万杯分となる。
野菜くずを活用した感覚で使える「野菜だし」
フードロス削減の意識の高まりから、家庭で作れる野菜くずを使用したスープのレシピが普及してきている。しかし、実際に野菜くずのスープを日常的に作るのは手間や時間がかかり大変だ。
同商品では、商品そのものが既にフードロス削減されているため、まるで野菜くずを活用したような感覚で日々の料理に取り入れることができる。
主原料は、セロリを含めた5種類の国産野菜。その持ち味を最大限に生かすため、こだわりぬかれた原料で味付けされ、素材の風味を引き立てるクリアなうまみを実現している。
粉末になっているので、スープ以外の料理にも利用できる。販売サイトでは「ふぞろいセロリの野菜だし」を使ったレシピも紹介されている。
生産者の負担になる廃棄コストをなくし収益UP
一般的にセロリは、成長した外側の茎と葉の部分を剥がし取って収穫し、出荷される。畑に残った芯と幼葉は流通に向かないことから、鳥越ネットワークでは廃棄している状況だったという。
廃棄するにも運ぶ手間とガソリン、焼却のためのエネルギーが費やされており、生産者の負担となっていた。
「らでぃっしゅぼーや」でもったいない部位をレスキューすることで、生産者の廃棄コストの減少、さらには原料買い取り分の収益アップにも貢献できたという。同社は同商品の開発をきっかけに、さらにレスキューできる食材を増やしていきたいと考えているとのこと。
「ふぞろいセロリの野菜だし」でフードロス削減に貢献し、いつもの食卓を彩ろう。
「らでぃっしゅぼーや」販売サイト:https://www.radishbo-ya.co.jp/shop/