利便性の高い都市機能と、川や山など豊かな自然を併せ持つまち、神奈川県相模原市。そんな相模原市では、宇宙をまちづくりのテーマの1つに掲げている。
相模原市オリジナルデザイン・ガンダムマンホール蓋
相模原市では、市内に「はやぶさ」や「はやぶさ2」を生んだJAXA相模原キャンパスを擁することから、宇宙をまちづくりのテーマの1つに掲げており、特に淵野辺地区周辺では、これまで宇宙モチーフのマンホール蓋を多数設置している。
そんな中、バンダイナムコグループ「ガンダムプロジェクト」が実施する「ガンダムマンホールプロジェクト」より寄贈された相模原市オリジナルデザインの「ガンダムマンホール」蓋が、6月12日(日)にJR横浜線淵野辺駅付近に設置された。
また、「ザクⅡ、SLIM」デザインの蓋は、宇宙科学研究所JAXA相模原キャンパス正門前へ設置された。
淵野辺駅周辺には宇宙モチーフのマンホール蓋が複数設置されている。
また、「はやぶさ2」カプセル帰還記念デザインマンホール蓋の裏には、「はやぶさ2」津田雄一プロジェクトマネージャによるサインが書かれている。
淵野辺駅北口交差点の西南方向に設置されている「白鳥座通り」デザインマンホール蓋は、車道に設置されているので、見る際は車などに注意しよう。
淵野辺駅を起点に宇宙モチーフのマンホール蓋を、北から南へ辿っていくと市立博物館へ到着する。
市立博物館の入口には「さがみん×はやツーくん」デザインのマンホール蓋が設置されており、館内では下水道事業を紹介するパネル展示も行っている。
また、博物館では、淵野辺駅南口にあるカプセル帰還記念デザインのマンホールカードを配布しているので、記念にゲットしよう。なお、配布は一人一枚までとなっている。
この機会に、相模原市の宇宙モチーフのマンホール蓋と、市民の生活に欠かせない「下水道」に注目してみては。
■ガンダムマンホール蓋の設置について
「RX-78-2 ガンダム、はやぶさ」:JR横浜線 淵野辺駅北口/淵野辺3丁目19付近交差点
「ザクⅡ、SLIM」:宇宙科学研究所JAXA相模原キャンパス正門前/由野台3丁目1-1
相模原市立博物館:https://sagamiharacitymuseum.jp/
相模原市役所:https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisei/gesuido/1004546/1025084.html
小惑星リュウグウサンプルのレプリカを全国で一斉展示
また、相模原市(銀河連邦サガミハラ共和国)・JAXA宇宙科学研究所はやぶさ2プロジェクト・JAXA宇宙科学研究所と夢を創る会の3者連携事業として、2020年12月6日に小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に届けた、小惑星リュウグウサンプルのレプリカを全国で一斉展示している。
宇宙や科学技術を探求する楽しみを実感して欲しいとの思いから、採取された中で3番目に大きい約1cmのサンプルを用いてはやぶさ2プロジェクトがレプリカを製作し、市と夢を創る会が募集及び発送を行った。
こちらが、サンプルが入ったカプセル開封後の画像(画像提供:JAXA)。
展示されるのは、「小惑星リュウグウサンプルの実物大レプリカ(実寸約1cm)」と「10倍サイズレプリカ」。
展示は6月12日(日)から、事前募集で応募のあった47都道府県の博物館など、全国約200の協力施設で行われている。終了日は各施設にてよって異なるので、各施設に確認を。
また、JAXA相模原キャンパス内にある見学施設「宇宙科学探査交流棟」では、サンプルの実物とともに「はやぶさ2」の実物大模型なども見ることができる。この本物のサンプルは、0.2mm程度の大きさで、レプリカとなったサンプルとは別物だ。
こちらが、ONCーTによって距離約20kmから撮影されたリュウグウ。2018年6月30日2313(日本時間)頃撮影。
レプリカ2種の展示は、「市立博物館」、「市立橋本公民館」、「市中央公民館」、「ソレイユさがみ」、「尾崎咢堂記念館」、「吉野宿ふじや」の市内6施設で行っている。こちらも詳細は各施設へ確認を。
■相模原市立博物館 ※ミニ展示や期間限定プラネタリウムなども同時開催
住所:神奈川県相模原市中央区高根3-1-15
■相模原市立橋本公民館
住所:神奈川県相模原市緑区橋本6-2-1
JAXA宇宙科学研究所はやぶさ2プロジェクト:https://www.hayabusa2.jaxa.jp/
宇宙科学探査交流棟:https://www.isas.jaxa.jp/visit/
ⓒJAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研(画像提供:JAXA)
宇宙が少し身近に感じられる相模原市の取り組み、気になる人は足を運んでみて。