静岡県浜松市にて安政年間の幕末期からつづくお弁当の「自笑亭」は、美味しく炊き上げたご飯をお弁当箱に仕立て、“ご飯のお弁当箱”の上におかずを乗せた新しいコンセプトのお弁当「おに弁」を、JR浜松駅構内の店舗や本社本店などで販売開始した。
自笑亭の歴史
「自笑亭」の歴史は、千歳町(現在の浜松市中区千歳町)で江戸時代末期に営んでいた料理屋「山六(やまろく)」から始まった。「山六」を営んでいた山本六兵衛氏は、浜松城主井上河内守に大変可愛がられ、城に呼ばれて料理を作っていた。そんな六兵衛に、「人の心を安らかにさせる自然の笑みが素晴らしい」と城主が自ら「自笑亭」の屋号を命名したと伝えられている。
同社は、2022年1月から米穀の卸販売を行う遠州米穀の子会社となっている。
片手で食べられてゴミも少なくSDGsに配慮
「おに弁」は、ご飯でできたお弁当箱ごと片手でブリト-のように食べることができるので、ちょっとしたランチ、屋外、レジャー、イベントなど、どこでも食べやすいのが特徴。また、プラスチック資源循環法に即していて、簡易包装にできるため、食べた後のゴミが少量で捨てやすく、SDGsにも配慮できる。
ラインアップは全12種類。価格は250~500円(税込)となっている。
発売記念!パックンマックンとコラボ
発売を記念して、お笑いタレントのパックンマックンとコラボした「おに弁」も発売。安政元年の幕末期からつづく「自笑亭」の由緒と「おに弁」のコンセプトに、浜松での単独ライブを企画していたパックンマックンが興味を持ち、コラボが実現した。
パックンマックンと一緒に考えた「おに弁」は、浜松・浜名湖の食材と静岡コシヒカリを使用した5種が登場する。
パックンの地元コロラドのBBQ味と「自笑亭」の味“あさり”入りの「パックンマックンコラボ おに弁」350円(税込)や、静岡県産うなぎを秘伝のタレで焼き上げた「うなぎ おに弁」500円(税込)のほか、「しらす&三ケ日牛 おに弁」350円(税込)、「三ケ日牛しぐれ おに弁」350円(税込)、「焼きサバ おに弁」350円(税込)がラインアップしている。
「おに弁」は、常温状態での販売のほか、急速冷凍機を使用して冷凍することで、冷凍食品としての流通販売や、長期保存ができる。静岡県内に限らず広域流通など全国展開も可能なため、他企業とのコラボ商品の開発も検討しているという。
ご飯がお弁当箱になった新発想の「おに弁」を味わってみては。
自笑亭HP:https://www.jishowtay.jp