桃の消費量全国1位の「福島市」で桃の収穫時期の2ヶ月間行う「ふくしまピーチホリデイ2022」。

今年は8月4日(木)現在で、56店舗72のメニューが参加し、郊外の果樹園では桃狩りやと採れたて桃を使ったパフェ、市内レストランやカフェではオリジナルの桃スイーツや桃を使った料理が続々と登場している。

「桃のオープンサンド」が新登場

今回は、しょっぱい桃フード「桃のオープンサンド」が新登場した「Vase 〜Stay&Lounge〜」を紹介したい。

Vase～Stay＆Lounge～

福島市大町にある「Vase 〜Stay&Lounge〜」は1階にカフェラウンジ、2～4階にはシェアハウスがあり、若者を中心に“これまで福島にはなかった新しい交流の場づくり”に力を入れている店。

8月8日(月)時点で2品ある、同店で提供する桃メニューを紹介しよう。

桃のオープンサンド

1品目は、大きくカットされた桃が贅沢に乗っている「桃のオープンサンド」1,200円(税込)。大葉、オリーブオイル、ワインビネガーでマリネ風に和えた福島の完熟桃。甘くてジューシな桃にワインビネガーのフルーティーと胡椒のアクセントが効いている。また桃の下に敷かれた生ハムの塩味とモッツァレラチーズの程よい弾力との相性も抜群。

周囲の特製ソースは、ヨーグルトや生クリーム、モッツァレラチーズを使っており、こちらもマリネ桃の美味しさを引き立てる。なお、同商品は土日のみ1日4食限定となるので注意しよう。

クリームソーダロゼ

2種類目は、自家製桃シロップを使用した「クリームソーダロゼ」700円(税込)。福島産桃特有の歯ごたえがあるのにしっかり甘い桃をたっぷり使って作った桃の自家製シロップは、果肉の食感がしっかり残っている。フルーティーな香りのチェリーブロッサムシロップと上に乗ったバニラアイスに微炭酸。甘いけどさっぱりしていて後味もスッキリしている。

ひょう被害で傷を負った桃

今年5、6月に福島市内ではひょうが降った影響で、柔らかい桃の実に傷がつき生産者は多大な損害を受けた。「ピーチホリデイ」では出荷できなくなった桃を生産者から集め、飲食店に配送支援を行っている。

シールラリーを開催

今回の「ピーチホリディ」では、「シールラリー」も開催している。「シールラリー」は、「ピーチホリディメニュー」を飲食、もしくは購入後にレジで店のシールをもらい、3店舗めぐると懸賞に応募できる仕組みだ。

参加店は店の入り口に「ピーチホリデイメンバー」のロゴステッカーが貼られている。

「ふくしまピーチホリディ」は、桃の販売が終了する9月末まで。「福島市観光ノート」では、期間中、おいしい桃メニューを随時紹介していく予定だという。

ひょう被害にあっても美しい、採れたて完熟桃を使った創作料理を楽しもう。

■Vase 〜Stay&Lounge〜
住所：福島県福島市大町9-9
定休日：火曜日(臨時休業あり)
公式Instagram：https://www.instagram.com/vase_fukushima/

福島市観光ノートURL：https://www.f-kankou.jp/

(角谷良平)