トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LOCAL

未来の”働く”を考えるトレッキングイベント「nl/rokko」、六甲山上を舞台にスタート

このエントリーをはてなブックマークに追加


神戸・六甲山上にあるビジネス交流拠点“共創ラボ”「ROKKONOMAD」で、これからの社会の働き方についてディスカッションしていくシリーズ・イベント「nl/rokko(エヌエル・ロッコウ)」を9月1日(木)からスタートする。

オランダを参考にこれからの働き方を考える

兵庫県神戸市は、2020年より自然豊かな六甲山上を舞台に、快適で創造性を刺激する魅力的なビジネス空間を実現していく「六甲山上スマートシティ構想」を進めており、その構想におけるビジネス交流拠点「共創ラボ」として「ROKKONOMAD」は開設されている。

オランダ・アムステルダム市が、2050年までに100%のサーキュラー・エコノミーを実現するという野心的な目標を2020年4月に掲げた。またその実現にあたって採用すると言ったのが「ドーナツエコノミー」のモデルで世界的に注目を集めている。

このようにオランダは、サーキュラーエコノミーの領域において先進的で、なおかつリモートワーク、フレキシブルワークのいち早い浸透と定着でも知られている。「ROKKONOMAD」では、これからの働き方について、オランダを範にして、これから月イチでテーマを決めて議論する場を設けるという。9月1日(木)〜12月25日(日)まで、計4回開催する。

4つの読書スポットを3時間ほどかけて巡る


その企画の一つが、山上のトレッキングロードの休憩地点を歩きながら「これからの仕事」について考えを巡らせるトレッキングイベントだ。出発は六甲ケーブル山上駅。そこから4つのテーマについてつくられたZINE(自主的につくる小冊子のこと)が格納された4つの山の中の読書スポットを3時間ほどかけて巡る。読書スポットは、森の木々に囲まれた静かな場所もあれば、絶景の岩というロケーションもある。最後の読書スポット「ROKKONOMAD」では、オランダのドキュメンタリー映像の上映やZINEの販売も行なっている。森を歩き、思索して、これからつくりたい未来の姿について一緒に想像してみよう。

あわせて、それぞれのテーマに合わせた参加型トークセッションのミートアップを毎月開催。またオランダで活動するアクティビストにインタビューを実施するポッドキャスト配信も予定しているというので、そちらもお楽しみに。

東京と福岡でも同時開催

同プログラムは、オランダ王国大使館の協力のもと、オランダと日本をつなぎ、社会問題にチャレンジするプロジェクト「nl/local -オランダとつくる、私たちの未来-」の一つとして実施される。今年度のnl local プロジェクトは、「nl/rokko」ならびに同時並行で東京港区「nl/minato」、福岡県うきは市「nl/ukiha」の3カ所で開催される。


「nl/local minato」では「~オランダと東京都港区 SHIBAURA HOUSE~」を開催。人々が安心して暮らすことのできる社会的基盤と、自然環境への配慮を両立させるドーナツエコノミーをテーマに、人と自然の共存を目指した地域レベルでの実践を行っていく。


「nl/local ukiha」では“アートを通して地域資本の再開発”をテーマに「~オランダと福岡県うきは市 Omnicent~」を開催。日本の風土から生まれるクラフトや精神文化と、世界の先端技術や創作表現とが出会う“場”を創っているOmnicent。日本の農村で伝統をベースに、あらゆる分野の専門家が互いに学びあうことで、今までにない発想や作品が生まれることを目指している。

また、「nl-local」の特設サイトを8月23日(火)に開設。閲覧者がより良い社会づくりに参画し意見交換ができる参加型コミュニティーサイトだ。各拠点の情報やイベントの詳細をチェックして、興味がある人は参加してみよう。

ROKKONOMAD HP:https://rokkonomad.org/
nl-local特設サイト:https://nllocal.net/

(山本えり)

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事