セラフィックは、防災の日である9月1日(木)に向け「大小両用携帯用ポリ袋トイレPeePoo(ピープー)」をリリース。
9⽉1⽇(木)は防災の⽇
2022年も1⽉4⽇(火)の⼩笠原諸島で震度5弱を記録した地震に始まり、震度4以上の地震は毎⽉発⽣し、1⽉から7⽉までの間ではその数なんと34回、関東だけでも5回発⽣している。
そんな中で、我々の防災意識も⾼まりつつあり、国⼟交通省の「国⼟交通⽩書2021」の調査でも約4割の⼈が⾮常持ち出しバッグを準備しているということが明らかになっている。
また、消防庁は、災害発⽣から約3⽇分の備蓄として必要な防災グッズとして、印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水の20品⽬を挙げている。
深刻なトイレ準備不足
しかし、本当にこれだけで十分だろうか。“大切なあるもの”が足りていない。それはトイレだ。
3.11震災当時も“被災環境でのトイレ準備不足”が深刻な問題となった。
欠かすことのできないライフラインのトイレ
トイレは欠かすことのできないライフラインであり、健康と衛生、人間の尊厳に直結している。災害時は停電、断水、給排水管や汚水処理施設の損傷など、様々な理由で水洗トイレは、使用できなくなる。
流せないトイレを使用すれば、あっという間に便器内は大小便の山となり、感染症が蔓延。後処理できる環境もなく、避難所の片隅が便だらけになってしまったり、床や手洗いにまでしてしまうケースも実際に起こっている。
他にもトイレに行きたくないために水を飲まなくなる被災者もおり、体の不調を引き起こしているという。
東日本大震災では、上水・下水やし尿処理場の復旧には1ヶ月から1年以上の日数を要している。災害時のトイレにおいては、十分に準備、設備や後処理環境の充実などの対策を検討する必要があるだろう。
快適とは言えない現在の災害用トイレ
現在、市販されている簡易トイレ、災害用トイレは、小便専用などの用途が限られるもの、簡易便器とセットとなっており持ち運びにくいもの、便器設備にはめ込む袋タイプで後処理時に手が汚れる、臭い漏れの心配があるものなどが多い。非常持ち出し袋にセットされている製品や、備蓄されている製品の多くも同じタイプの製品が考えられる。
しかし、成人で1日のトイレ回数は約5回。最低でも3日間の避難生活環境を考えると設備が要らず、誰でも・どこでも・簡単に使え、衛生的に後処理ができる携帯用トイレを実現したいと同社は考えたそうだ。
おすすめしたい令和の防災アイテム
同社は、災害時のトイレ環境改善を目標に、トイレ設備を要さず独立使用できる設計、手を汚さず衛生的に後処理ができる本体袋構造などをもとに、どこでも・誰でも(男女兼用)・簡単に使え、衛生的に処理できる、人・社会・環境に優しい災害用トイレとして、「大小両用携帯用ポリ袋トイレPeePoo」を開発した。
もしもに備えて「大小両用携帯用ポリ袋トイレPeePoo」をチェックしてみては。
セラフィック公式サイト:https://seraphic.co.jp/product
(角谷良平)