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オフィストイレに生理用ナプキンを設置する「置きナプ」プロジェクト!

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横浜・東京を拠点とする広告デザイン制作会社のアイムは、フェムテック専門デザインチーム「femoop(フェムープ)」の社内プロジェクトとして、女性用トイレに生理用ナプキンを設置する「置きナプ」の取り組みを始めた。

女性に寄り添うフェムテック専門のデザインチーム


フェムテックを通じて性差や立場の違いを超えて、フラットに理解しあえる環境をつくりたい。そのために、女性特有のからだとこころの悩みに寄り添って解決するフェムテックを、デザインとことばで世の中に浸透させたい。そんな想いから、フェムテック専門のデザインチーム「femoop」が立ち上げられた。

デザイン会社のクリエイティブチームとして、フェムテック・フェムケアに関する販促ツール、WEB、イラスト、動画などの制作を企画からデザイン、納品までワンストップで行っている。

女性社員の声から生まれた「置きナプ」プロジェクト

プロジェクトのきっかけは、「femoop」が実施した社内アンケート「ひとりひとりの生理事情」から見えた、女性社員の声だった。


職場での生理の困りごととして「仕事の効率が落ちる、集中できない」、「経血で服や椅子を汚してしまわないか心配」という、生理中は集中しづらい環境に置かれていること。そして、職場に求められていることのひとつが「生理用品などの備蓄品」であることがわかった。

特に「生理用品などの備蓄品」については、突然の生理に慌てながら急いで生理用品を買いに行く、打ち合わせが続いて買いに行けないといった精神的な負担もあり、緊急を要する時に職場に備蓄としてあることが望まれているとわかった。

いつでも慌てずに生理用品が使える環境があることで、「安心して仕事に集中できる」、「仕事の効率化につながる」サポートになると考え、本プロジェクトを始動した。

安心して使えるよう衛生面に配慮した「収納ケース」

ひとりひとり個人差のある生理事情。ひとりでも多くの社員に理解してもらえる、理解し合える環境をつくるために、デザインと言葉でわかりやすく伝わるように工夫されている。

「収納ケース」は、空気や人の手に触れないよう衛生面に配慮した。生理用ナプキンは薬機法の医薬部外品の規制を受けているため、取り扱いや設置方法など衛生面にもっとも気を配ったという。

さまざまな素材や形状を検討した結果、外袋のまま収納できるフタ付きタイプのケースを採用。また、東京オフィスは貸しスタジオが併設されているので、スタジオを利用する人も安心して使用できるように配慮されている。

華やかなデザインやプロジェクトボードなどの工夫も


​「femoop からの贈り物」をプレゼントの箱で表現。ごきげんを感じさせる、華やかで楽しいカラーリングとなっている。

設置するナプキンはメーカー・サイズ・形状がわかるようになっており、補充した日を記載することで、不安なく安心して使ってもらえるように配慮されている。


​女性社員だけではなく、男性社員にも気軽に読んでもらえるよう「femoop」のイラストレーターがプロジェクトの流れをイラストで表現。生理用品というテーマにもかかわらず、メンバー同士の会話のやりとりによりテンポよく読み進められ、楽しい制作現場の様子も伝えている。

女性の働き方や職場の環境作りに興味がある人は、「femoop」の活動に注目してみよう。

(佐藤 ひより)

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