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“もやし”で北陸を健康に!もやしの栄養ブランディングプロジェクトがスタート

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もやしなどの食品生産販売を手がける石川県金沢市の三吉商店は、ウェルネスマーケティングのicoiと協業し、もやしの栄養ブランディングプロジェクト「MOYASHI SMILE PROJECT(MSP)」を9月中旬よりスタートした。  

石川県民の健康寿命の推移


厚労省簡易生命表の発表によると、石川県の健康寿命は2010年に男女ともに9位だったが、現在は男性が70.9歳で12位、女性は74.09歳で16位に下がっている。icoiの展開する「いこらぼ(毛髪栄養検査)」のデータでも、石川県民は、鉄分だけでなく、カルシウムや亜鉛などミネラル不足が顕著に出ており、生活習慣病との関連が問題視されている。

もやし+αの栄養レシピなど食生活改善情報を発信

MSPは、全国のもやしメーカーの共同プロジェクトで、栄養ブランディングというもやしの価値向上を目指している。


主に石川県内の食品スーパー約150店でもやしを販売し、県内もやしシェアNo.1の三吉商店は、今回もやしのパッケージデザインを刷新しQRコードを記載。


QRコードからアクセスできるMSPサイトで、もやしに含まれる栄養素と一緒に摂取すると良い食材との組み合わせレシピを紹介し、健康課題解決を提案する。


また、食品スーパーとも連携し、野菜売場のもやしコーナーでのPOP等インストアプロモーションを行ったり、SNSなどのWEBメディアを活用して、季節の健康課題を改善するレシピ提案や、栄養に関わる様々な情報を発信していく。

さらに、もやしの豊富な栄養と常備野菜という強みを活かして、今後の地域における健康課題や食習慣、食文化等を理解し、食育の推進、地域に密着した活動を幅広く推進していき、北陸の健康寿命延伸に貢献することを目指している。

もやしは鉄補給の強力サポーター


もやしには、鉄の利用効率を高め貧血を予防する「モリブデン」が、推奨摂取量の4日分以上含まれている。このほか、血液中の赤血球を作る役割を担う「葉酸」、鉄から血液中の赤血球を作るのを助ける「銅」、鉄の吸収率を高める「ビタミンC」など、鉄補給と造血作用を促す働きのある栄養素が含まれている(※)。


臨床水素治療研究会代表理事・辻クリニック院長の辻直樹先生は、「鉄分などミネラルは体内で生成できないため、食物から摂取する必要があります。豊かな自然界で育った野菜や肉・魚などからしっかり摂取することができれば、大変理想的です。また、ミネラルは相互作用しているため、バランス良く摂取することが大切です。それぞれの栄養・健康課題に応じて、必要なミネラルを補うことができる食材を適切に選択して摂取することが求められます。

もやしに含まれるモリブデンは主に、肝臓や腎臓に存在しております。血液内で鉄が不足した時に、肝臓に蓄えられている鉄の運搬を助け、造血作用を促します。鉄を含む食材と一緒にもやしを摂取することで、効果的に鉄が摂取でき、鉄欠乏性貧血を予防する効果も期待できます。また、モリブデンは酵素(オキシダーゼ)の構成成分で、プリン体を尿酸に変換するために必須となります。もやしなど常備野菜を活用した毎日の食生活改善が未病対策につながるのです。」とコメントしている。

MSPで、もやしレシピと栄養に関わる様々な情報をチェックして、毎日の食事にもやしを取り入れてみては。

MOYASHI SMILE PROJECT:https://icoi.style/msp_lp
三吉商店HP:https://sankichi-moyashi.com/

※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」と文部科学省「食品成分データベース」を参考に、緑豆もやし1パック(200g)で30~49歳女性の1日摂取量の推奨量に対する充足率を算出

(山本えり)

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