保護猫の譲渡会・キッチンカー・チャリティーマーケットが合体した初の合同イベント「ねこ善なぎスタ にゃこ祭り」が、9月24日(土)11:00～18:00に、福岡県久留米市のアイゼンライン社の駐車場にて開催される。

動物愛護に関わる3団体が共同で開催

「ねこ善なぎスタ にゃこ祭り」は、ねこ善・なぎ犬猫ワクチン往診所・Stand by Animalzの3団体による共同主催で開催される。

ねこ善は、保護猫シェルターで現在60匹以上の猫の世話をしている非営利団体。譲渡会などを行い、猫達の新しい飼い主を見つける活動をしている。

なぎ犬猫ワクチン往診所は、犬猫の予防医療・初期簡易治療・終末期医療を行う往診専門の動物病院。保護猫活も行っている。

Stand by Animalzは、「人間と動物のより良い共生を目指したい、動物愛護、適正飼育を知っていく人を増やしたい」という思いから、セミナー、ペットイベント、譲渡会を開催し、愛護活動をしている。

猫を巡る課題の解決を目指す

近年、多頭飼育崩壊やハンデ・キャリアがある猫たちをボランティアの負担で保護し、面倒を見るという状況が増加傾向にある。また、メス猫1匹当たりの年間出産回数も増えつつあり、子猫が生まれてくるも健康状態が悪い傾向にあるという話も聞く。その状況から、ねこ善でも保護依頼が増加し、現在抱えている猫たちの譲渡活動も重なり、なかなか出口が見えないのが現状だという。

そこで、福岡県で活動している3団体で共同し、「ねこ善なぎスタ にゃこ祭り」を企画運営することに。北野町にあるねこ善シェルターの周知とシェルターの保護猫の譲渡、なぎ犬猫ワクチン往診所が抱える多頭飼育崩壊の犠牲になった猫達の譲渡を目的としている。

人と動物の優しい共生へのきっかけに

会場では、保護猫の譲渡会を中心に、アイゼンラインの協力を得て、カレーやクレープ、かき氷などの屋台の出店や、チャリティーマーケットなどを実施。盛りだくさんの“猫と猫好きのためのイベント”となっている。

同イベントでは、周辺地域の人が楽しく保護猫活動を理解し、人と動物の優しい共生へのきっかけとなることや、地域の活性化につながることを目指している。

保護猫活動に貢献できるイベント「ねこ善なぎスタ にゃこ祭り」に参加してみては。

■アイゼンライン 駐車場
住所：福岡県久留米市北野町中1057-1

(山本えり)