文部科学省の令和2年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、小中学校における不登校児童生徒数は196,127人、在籍児童生徒に占める割合は2.0%となっており、2013年以降は増加の一途をたどっている。
そんな中、教育業界に30年以上携わり、子育てカウンセラーとして活動する子育て心理学協会・代表理事の東(ひがし)ちひろ氏は、子どもの不登校の悩みを抱える保護者へ向けた電子書籍『不登校の教科書』を出版。10月3日(月)より、kindleストアにて発売中だ。
具体的なアドバイスや改善事例などを収録
『不登校の教科書』780円(税込)は、東氏の独自メソッドである「ココロ貯金」(※)を軸に、第1章「なぜ不登校の子の親は不安なのか」、第2章「不登校の処方箋『ココロ貯金』とは?」、第3章「親だってココロ貯金 ~ハッピースパイラルのメカニズム~」、第4章「不登校の子に対するココロ貯金のため方は?」、第5章「不登校・登校しぶりが好転した三つの事例」で構成。今やるべきこと、愛情の伝え方、やってはいけないことなどをシンプルかつ具体的に紹介しているほか「転校させるのは正解?」「ゲーム依存症にさせない方法は?」といった、よくある悩みへの回答や、実際に子どもの不登校が改善した母親の体験記など、保護者の悩み解消の手助けとなるトピックを多数収録している。
保護者の気持ちに配慮し“電子書籍限定”で発売
著者である東氏は「ココロ貯金」を用いたカウンセリングを行い、これまで2万人以上の子育てで悩む保護者をサポートしてきた。その中で、不登校や登校しぶりに関する相談は7~8割を占めており、“不登校問題で悩み苦しむ親御さんに、勇気と希望を与えるメッセージを届けたい”との想いで同書を執筆。
出版にあたっては、“不登校の本が家にあったら子どもがショックを受けそう、読んでいるところを見られたら気まずい”、といった保護者の気持ちに配慮し、電子書籍限定とした。
電子書籍『不登校の教科書』を、この機会にチェックしてみて。
⼦育て⼼理学協会:https://www.kosodate-up.com/
※ 心理学とコーチングをベースに、東ちひろ氏が独自に開発。子どもの心の貯金箱に親の愛情をコツコツと貯めるという、今日からすぐに始められる実践的なメソッド。
(江崎貴子)