サスティナブルツーリズム秋山郷実行委員会は、長野県・新潟県から成る奥信越「秋山郷」において、10月16日(日)に、飢饉によって廃村となった集落(村)と「秋山郷」に紡いできた採取豊かな食を通して食べることの大切さを学び、感じて楽しむツアー「雪と山とともに ~廃を巡る食の旅~」を開催する。
「雪と山とともに ~廃を巡る食の旅~」
豪雪地で日本の秘境100選に選ばれ、雪国の美しい原風景が残る反面、冬の過酷な厳しさも垣間見ることができる「秋山郷」。かつてこの地で生き抜く為には、食の保存という手段を使い越冬していたそうだ。
しかし飢饉の際は、天候不順により自然の恵みに頼れない年が続き、食料難によって村が消滅した。越冬を前に食料が足りない状況はどんな心境だったのだろうか。
「雪と山とともに ~廃を巡る食の旅~」に参加し、「廃」を通してこの地に紡いできた食と、秋山で生きる人々の忍耐強さ、現代の豊かさを感じるてみては。
同ツアーで訪れるスポットや内容を見てみよう。
甘酒村跡・大秋山村跡
天保、天明の飢饉において集落が消滅し、廃村になったと伝えられている「甘酒村跡・大秋山村跡」。
周辺には、当時から貴重な食料源だったと思われる栗の木や栃の木が命を繋ぎ、現在も実を落としている。
同スポットには、車を停めて徒歩10分から20分でたどり着くことが可能だ。
秋山郷総合センター「とねんぼ」民俗資料室
『秋山郷総合センター「とねんぼ」民俗資料室』にて、「秋山郷」のマタギ文化や当時から伝わる食の背景を知り、秘境と言われるこの地に紡がれてきた食や暮らしを学ぶ。
地層食堂によるランチ
ランチは長野県栄村で暮らす「地層食堂」による「秋山郷」の食を楽しんでもらう。
地層食堂は、土地の文化と生き物との関わりを食を通して表現するフードユニット。地域の食と美を地層のように表現する料理を楽しんで。
同ツアーは、日帰り昼食付きで、大人1名13,000円(税込)。参加希望者は公式サイトより申し込みを。
長野県・新潟県の「秋山郷」にて、廃村を通して豊かな食を旅する日帰りツアーに参加してみては。
■雪と山とともに ~廃を巡る食の旅~
開催日:10月16日(日)日帰り昼食付き
開催場所:長野県・新潟県 奥信越「秋山郷」※新潟県越後湯沢駅発着
参加料金:大人1名13,000円(税込)
公式申込サイト:https://www.okushinetsu.com/route/dtl.html?id=398
(角谷良平)