「日本メディカルサポート」は、あいちスタートアップ創業支援事業補助金の交付先として採択された。
同社は、特別なニーズのある子どもを対象とした、発達の専門家による学習を通した支援体制の提供を目的として、個別学習塾「Study Lab Roots」を海部郡蟹江町に10月26日(水)に開校する。
背景
時代は障がいの有無で子どもを分けないインクルーシブ教育へと向かっている。しかし、子どもの発達にはかなりのグラデーションがあるという。子どもの中には、授業についていけない、友人との関わりがうまくできないために、同じクラスにいても取り残された思いをしている子どもがいる。
何を障がいと決めるかは、その子が置かれた環境や文化だそう。同社は、本当のノーマライゼーションな社会とは、一人ひとりが自分の特性や個性を活かして輝いている社会だと考えている。ここで、「Study Lab Roots」の展開内容を見てみよう
特性を活かして学習のゴールを目指す
学び方も、学習のゴールも一人ひとり違っていて当然。「Study Lab Roots」は、これまでの学習塾とは違う、専門家によるアセスメントに基づいた子どもの特性を理解した学び方・課題を提案し、それぞれの個別の学習のニーズに応え、学ぶことの楽しさを積み重ねる学習指導を提案していく。
「社会情動スキル」「非認知的スキル」を育てる
「社会情動スキル」「非認知的スキル」は、学びの原動力となる自信・粘り強さ・好奇心などの個人の持つ心理的特性だ。「21世紀型」スキルとも言われ、これからの時代に育むべきスキルとして世界的に注目されている。
「Study Lab Roots」では、これまでとは違うアプローチで子どもの学びの力の育成を行う。
臨床心理士・公認心理師で構成
「Study Lab Roots」は、医療現場で子どもから大人まで、発達の特性についての相談・カウンセリングを行ってきた経験のある臨床心理士・公認心理師で構成されている。子どもの発達は多面的なもので、それを理解するには専門的な知識と経験が必要だ。
「Study Lab Roots」は、これまでの発達障がいの子ども向けの学習塾とは違う、本物の専門性に裏付けられた支援を行う。
保護者が子育てについて一人で悩まずに気軽に相談できる場所となり、身近に寄り添うことで、「誰ひとり取り残さない」SDGsのミッションに取り組んでいく。「Study Lab Roots」に注目してみては。
■Study Lab Roots
開校:10月26日(水)
住所:愛知県海部郡蟹江町本町11丁目169 第26オーシャンプラザ 4F
公式サイト:https://www.studylab-roots.jp/
(角谷良平)