創業50周年を迎えた秋川牧園が、山口県で初となる山口県産のホップと大麦をつかった、オール地元産のビール「秋川牧園ホップの豊かなビール」を、10月28日(金)より、3,000本限定で発売した。
4月末から自社農園でホップを栽培
秋川牧園は、自社事業のひとつとして、農薬や化学肥料を使わずに自社畜産で発生した畜糞堆肥を活用した野菜作りを実施。
その技術を生かして、2022年4月末から、自社農園でホップを栽培していた。
昨今の猛暑や初めての取り組みということもあり、栽培に成功するかどうかわからない中でのチャレンジだったが、7月末には立派なビールの原料となる実(毬花)を収穫することができた。
23kgのホップを収穫
初めてのチャレンジということもあり、専用の棚ではなく、きゅうりなどの蔓野菜で使用するネットを活用し、3種類のホップ、カスケード・ザーツ・カシミアを栽培。
23kgのホップを収穫し、ビールの苦みのもととなる実の根元につく黄色い「ルプリン」もしっかり入っていることを確認できたという。
今後も秋の風物詩として栽培&生産
ビールの製造は、同じ山口市内にある「山口地ビール」に協力してもらい、およそ1000L、3000本(330ml)の「秋川牧園ホップの豊かなビール」590円(税込)が完成。
「秋川牧園直宅会員注文サイト」または、「秋川牧園直売店」で購入でき、今後は、栽培・収穫に改良を重ねながら、旬を感じる秋の風物詩のひとつとして、毎年届けられるように栽培、生産を続けていく予定だ。
SDGs目標も達成
あわせて、今回の「山口地ビール」との事業連携は、昨今のSDGsの観点から考えると「17:パートナーシップで目標を達成しよう」を達成することはもちろん、同牧園の野菜生産部門における、あたらな価値創造につながる大きな成果を達成。
秋川牧園は、これからも食と農の分野のパイオニアとして、「食の安全」を大切にしながら、新しい農業の可能性を追求していきたいと考えているという。
秋川牧園:https://www.akikawabokuen.com/
(佐藤ゆり)