Plusbaseは、10月31日(月)に看護師のためのメンタルヘルスサポートアプリ「ナースビー」を正式にリリースした。
看護師を取り巻く環境とこころの問題
看護師は、命を預かる仕事による緊張、交代勤務による生活リズムの乱れ、少子高齢化に伴う医療、介護依存度の増大による業務量の増加など、常に強いストレスに晒されている。
54%が抑うつ傾向にある看護師
「令和4年版過労死等防止対策白書」によると、令和3年度の精神障害による労災申請件数は医療業界が336件と最も多く、急性期病棟看護師においては54%が抑うつ傾向にあり、同社の調査では、看護師の睡眠剤の服薬率が一般の3倍以上(23.7%)であることがわかった。
セルフモニタリングできる仕組み作りが重要
同社代表のWim氏は、急性期病棟看護師1年目に「うつ病」と診断された経験があるという。Wim氏は認定心理士を取得後、500名以上の患者と接する中で、心理療法の知識がある看護師は、一般の人よりこころの回復が早いことがわかったそうだ。
そこで、看護師には「自分のこころの状態を正しく認識し、セルフモニタリング(※)できる仕組み作り」が重要と考え、今回、看護師のためのメンタルヘルスサポートアプリ「ナースビー」を正式リリースする運びとなった。
「ナースビー」は、看護師が自分のこころの状態を把握しセルフモニタリングができるメンタルヘルスサポートアプリだ。
「健康で、安心に、幸せに生きることをサポートしたい」という願いを込めて、“「ナースビー」=「Nurse well being」”と名付けた。
使い方
同アプリはダウンロード不要で、公式LINEに登録するだけ。使い方は、辛い時に「ぴえんボタン」を押すだけで辛い気持ちが吐き出せるという。
また、月に1回LINEで通知が来るため、忘れずに感情のふりかえりができる。
手軽に利用可能で継続もサポート
自分自身がストレスを感じたり、落ち込んだ日を記録することで、経時的なこころの状態の変化を見える化することができる。
こころの状態を記録し振り返ることで、気分や体調の変化に気づき、対処行動をとる上で重要だ。
また、メンタルヘルスケアで問題となるのが「継続」だ。同アプリは、LINEから簡単にアクセスでき、手軽に利用可能で、LINE通知で継続もサポートする。
リアル医者芸人・井たくま氏とコラボ動画も
また、「TikTok」の総フォロワー数54Kのお笑い芸人でリアル医者芸人・井たくま氏とコラボ動画を「TikTok」で公開中なのでチェックしてみて。
気になる人は、メンタルヘルスサポートアプリ「ナースビー」をチェックしてみては。
■ナースビー
価格:無料
ダウンロード(LINE):https://line.me/R/ti/p/@924wsxkk
コラボ動画:https://www.tiktok.com/@doctor.geinin/video/7158017723669269762?is_from_webapp=v1&item_id=7158017723669269762&web_id=7157899336021001729
※セルフモニタリングとは:対象者が自らのストレスに気づけるように、自身を客観的に観察すること
(角谷良平)