南丹市美山観光まちづくり協会は、京都のサステナブル複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」で、京都・美山町の特産品や観光商品を取り揃えた「美山ふるさとマルシェ」を、12月18日(日)に1日限定で開催する。
「かやぶきの里」を有する美山町
美山町は京都府中央部に位置する人口約3,500人の地域。国の重要伝統的建造物群保存地区である「かやぶきの里」を有し、東部には関西屈指の天然林「芦生の森」が広がる。
美山町では30年以上にわたり観光によるまちづくりを推進しており、2021年12月には第24回UNWTO(国連世界観光機関)総会において「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に選定された。
観光庁の「第2のふるさとプロジェクト事業」
同イベントは、観光庁の「第2のふるさとプロジェクト事業」の一環として、美山町を訪れた人が都市部において再度美山町に出会う機会を持つことで、再来訪や関係人口の創出を促すことを目的としている。
「第2のふるさと」をテーマに、ふるさと納税の返礼品を提供している美山町の事業者が集い、イベント参加者との新たな関係づくりを目指す。
新鮮な生乳のみを使用した美山牛乳
同イベントには美山町内の7事業者が参加。
そのうち、美山ふるさとは、美山町内2軒の酪農家から届く新鮮な生乳のみを使用した美山牛乳を販売する。
美山牛乳は、生乳そのものの風味と甘みを損なわず、牛乳本来のおいしさを味わうことができる。また、すっきりとした味わいを生かした美山みるく珈琲もおすすめ。マルシェでは美山牛乳を使用した牛乳プリンやシュークリームの販売もある。
かやぶき蕎麦&そばの実サブレ
9月下旬、美山町のかやぶきの里ではそばの花が見頃を迎え、まるで真っ白な絨毯をひいたかのような美しい情景が広がる。
かやぶきの里が提供するかやぶき蕎麦は、自家栽培のそば粉を使用し、一般的な半生そばよりそば粉の割合を多くすることで、そばの風味を引き立たせている。
マルシェでは、蕎麦のほかにもそばの実サブレやそば茶、そば粉など自家栽培のそばを使った商品が登場する。
「ミニ!茅葺き体験」も
かやぶきの里でもおなじみの茅葺き屋根。「茅葺」の技術はユネスコ無形文化財にも登録され、美山町でもその技術が受け継がれてきた。
マルシェの会場では地上に組まれた小さな屋根組で、茅を葺くために必要な職人の技の1つ、”男結び”を体験する「ミニ!茅葺き体験」を楽しむことができる。
会場となる「GOOD NATURE STATION」は、古来より京都に根付く、自然を敬いながら生活に取り入れる知恵を生かし、自然にも人にも心地よくて楽しいモノ・コトを提案していく複合型商業施設。
「美山ふるさとマルシェ」の開催時間は10時30分~16時30分で、入場は無料となっている。
京都・美山町の魅力をたっぷり堪能できる「美山ふるさとマルシェ」を訪れてみては。
■美山ふるさとマルシェ
会場:GOOD NATURE STATION MAENIWA
住所:京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318番6
WEB:https://miyamanavi.com/
(よしだゆうこ)