昨年創業150年を迎えた酒造メーカーである山田酒造は、同社初のスパークリング日本酒「SUISEN SWEET 16」を、11月15日(火)よりクラウドファンディングサービス、CAMPFIREにて提供開始している。
スパークリング日本酒を開発
コロナ禍で日本酒の販売が厳しい中、同社はスパークリング日本酒の開発に挑戦した。
「SUISEN SWEET 16(270ml)」は、貯蔵16年の純米大吟醸を使い、アルコール度数を従来の日本酒より飲み易い9度に設定、甘さも日本酒度-7と甘めに仕上げた。原材料は米(国産)、米麹(国産米)、炭酸ガス。
特に若い世代にも身近に楽しんでもらえるデザインにこだわったとも。
よりカジュアルに楽しめる日本酒を!
「日本酒の魅力を一人でも多くの方へ広めたい」という社長の思いから、敷居の高いイメージである日本酒を、もっと多くの人に気軽に楽しんでもらいたいという目標をかかげ、日本酒のニーズを調査。
20~30代の若い世代がスパークリング日本酒を好む傾向にあるという情報を得て、かねてより年月をかけて寝かせていた純米大吟醸を使い、泡とのマリアージュを試みることで、今までにない、よりカジュアルに楽しめる日本酒が実現するのではないかと開発に踏み切ったという。
「SUISEN SWEET 16」3つの特長
明治4年から受け継がれる、伝統の製法、山卸廃止酛(やまおろしはいしもとじこみ)にて造り上げた、自社銘柄「醉泉(すいせん)」。こちらの16年ものの古酒を、飲みやすいスパークリング日本酒として開発した。
山卸廃止酛とは、1ヶ月ほどの期間をかけて、米や米麹から乳酸菌が発生しやすい環境を作り、じっくりと醸造を待つ製法。時間をかけて醸造することで、自然界に存在する乳酸菌を取り込むことができる。豊富なアミノ酸の力で深い旨味とコシが出て、乳酸による酸味でキレのある味わいに仕上がる。
この製法で造った「醉泉」がベースとなっているので、「SUISEN SWEET 16」は、甘口ながらもキレのある味わいに。
また、米と水にもこだわり、酒造りに適した、旨みは濃く、香り高い、酒造好適米(山田錦・若水・夢錦) と、一般米コシヒカリを使用。仕込水は、木曽三川伏流水を使用している。
ほのかな吟醸香と、程よい炭酸と上品な甘さが特長の同商品は、焼肉や中華料理のような、味わいのしっかりとした料理とも相性が良くなるよう、味や風味を細かく調整した。
「最近日本酒に興味が出てきた!」「度数の低いものから挑戦したい」「飲みやすい入門編を探している」といった人にオススメ!加えて、日本酒玄人にも堪能してもらいたい逸品としている。
12月30日(金)まで、CAMPFIREにて応援を募っている。オリジナルグッズを含む、豊富なリターン商品を用意しているというので、チェックしてみては。
CAMP FIRE:https://camp-fire.jp/
プロジェクト名:純米大吟醸の16年古酒スパークリングに老舗酒蔵が挑戦!日本酒をもっとカジュアルに
(さえきそうすけ)