雑賀技術研究所が主催している公益事業「食の3重丸」では、作り手でも売り手でもない第三者機関として厳正に審査し、99社239製品を「2023年度食の3重丸」と認定した。カタログを制作し、無料で配布している。
厳正に審査し、安心できる良質な製品として推奨
雑賀技術研究所は、“技術を通じて社会の利益と発展に貢献する”を企業理念とし、工業技術の研究開発、技術の普及、発明思想の普及および創造性の育成、環境保全の啓蒙、食品の品質安全に関する調査研究などを行っている。
「食の3重丸」は、自給率向上、環境負荷軽減、食の安心・安全を主な目的に、雑賀技術研究所が推進する利益追求を目的としない社会貢献活動(公益事業)。作り手でも売り手でもない第三者の立場で、厳しく公正に製品を審査し認定している。独自の厳しい基準をクリアした製品を、安心できる良質な製品として推奨し、社会に広めていく活動だ。
同事業には、様々な食品が流通し、健康や環境のためにより安心なものを選びたいと思っても、何を基準に選べばいいのかわからないという人に、食品を選ぶ参考にしてほしいとの思いが込められている。
審査基準は日本産・安心・美味しさ
審査基準は「日本産」「安心」「美味しさ」の3つ。独自に定めた厳しい基準を満たしているか書類審査し、残留農薬や放射能は理化学検査でチェック。公表しているすべての基準をクリアしているか審査し、専門家による食味審査も行っている。さらに「食の3重丸」認定後も、製造現場への抜き打ち検査や市販品を抜き取り検査して確認する徹底ぶり。それが認定を支える信頼のヒミツだ。
審査基準の一例を紹介すると、「豆腐」の場合、原料は国産大豆のみに限り、凝固剤は塩化カルシウム、塩化マグネシウム、粗製海水塩化マグネシウム(にがり)のみ使用可で、消泡材は不使用であること。「食用油」の場合、原材料は国産、圧搾法で搾油し湯洗い精製したもの(ヘキサンやシリコーン樹脂等の使用は不可)であること。「ジャム」の場合、原料の野菜・果実等、砂糖がすべて国産で、食品添加物(ビタミンC等)は不使用であることとなっている。
2023年度認定製品カタログを無料配布中
「2023年度食の3重丸」では、2022年3月1日~6月15日に申請を受け付けた全製品について厳正に検査・審査し、99社239製品を認定。「2023年度食の3重丸」の有効期間は、2023年1月1日(日)~12月31日(日)となっている。「2023年度 認定製品カタログ」も制作し、無料で配布している。
WEBカタログも公開しているので、この機会に「食の3重丸」認定製品をチェックしてみては。
2023年度認定製品詳細:https://s3jumaru.jp/award/
カタログ請求フォーム:https://s3jumaru.jp/request-catalog.php
WEBカタログ:https://my.ebook5.net/s_3jumaru/2023/
雑賀技術研究所:https://www.saika.or.jp/index.html
(山本えり)