松本広域連合は、カメラのキタムラが運営する「新宿 北村写真機店」にて、信州・松本地域をモチーフとしたプロ写真家撮りおろしによる作品展を開催。1月31日(火)〜2月26日(日)の期間、2期に分けて2名の写真家の作品を展示する。
渡部さとる「da.da in monochrome」
1月31日(火)〜2月12日(日)は、渡部さとる氏の「da.da in monochrome」を開催。
渡部さとる氏は、日本大学芸術学部写真学科卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社し、スポーツ、報道写真を経験。同社退職後、フリーランスとして雑誌や広告の分野でポートレートを中心に活動している。
信州で生きる17歳のポートレートと彼らの短い言葉を収めた写真集『da・da』は、「地域プロモーションアワード2022」を受賞。審査委員長の南伸坊氏から、「地域PRにおける果断の成功」という高い評価を得た。
今回展示するのは、新たに制作されたモノクロプリント23点。インクジェットによるモノクロプリントの本格的な展示は作家初。会場では写真集『da・da』(カラー/B5判/64P/フリーマガジン)を数量限定にて配布する。
2月4日(土)19:00~は、スタジオジブリの石井朋彦氏をゲストに迎えたトークショーを開催。当日限定で渡部氏の新刊『da.gasita(2023 ver.)』を販売する。
市橋織江「サマーアフターサマー」
2月14日(火)〜26日(日)は、市橋織江氏の約5年ぶりとなる作品集『サマーアフターサマー』の刊行を記念した作品展を開催。
市橋織江氏は、広告写真、グラフィック、エディトリアルなど多分野で撮影を手掛けるほか、シネマトグラファーとしても活動し、映画やドラマの撮影監督も務めている。
今回の展示では、自身の手焼きによるオリジナルプリントの原画40点に加え、新たに展示用に大型作品4点を用意。挿絵とデザインを手がけた外山夏緒氏がアートワークで参加し、作品として仕上げた。さらに、林響太朗氏ディレクションのスペシャルムービーを展示ならではの大サイズで投影し、作品世界への没入感を高める。
夏の信州に4カ月通い詰め、「何か、気配のようなもの連れ帰った」という市橋氏が、才能あふれるクリエイターたちとのコラボレーションでひらく新境地だ。
会場では、3月10日(金)発売の写真集『サマーアフターサマー』2,000円(税別)を特別先行販売する。また、2月18日(土)19:00~は、渡部さとる氏とのトークショーを実施する。
トークショーについて
トークショーはどちらも動画収録があり、渡部氏が2019年から開設しているYouTubeチャンネル「2BChannel」にて後日公開される。観覧は、「新宿 北村写真機店」HPからの事前申し込み制。定員14名の先着順なので、興味のある人はお早めに。
なお、同イベントは新型コロナウイルス感染対策を講じて実施されるので、手指消毒と不織布マスクの着用に協力を。また、感染症流行拡大や天災等により中止となる場合がある。
『da・da』特設サイト:https://matsu-toco.com/dada/
『サマーアフターサマー』特設サイト:https://spsum.matsu-toco.com/
■新宿 北村写真機店
住所:東京都新宿区新宿3-26-14
URL:https://www.kitamuracamera.jp/ja
(山本えり)