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【東京都港区】 東京大学×東京タワー『音景夜景 – トウキョウヘ オモイヲハセル』開催へ

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※2022年に開催されたモバイル・ミュージアム『音景夜景 –トウキョウヘ オモイヲハセル』展示風景

TOKYO TOWERは、東京大学総合研究博物館とコラボし、昨年に引き続き2回目となるサウンドスケープ・モバイル・ミュージアム『音景夜景 – トウキョウヘ オモイヲハセル』を、3月17日(金)~5月7日(日)の期間、メインデッキ1階で開催する。

様々な場所に自由に遊動する次世代型ミュージアム

「モバイル・ミュージアム」とは、様々な場所に自由に遊動するミュージアムをあらわす、東京大学総合研究博物館が提案してきた次世代型ミュージアムだ。

東京タワーで開催される今回の展示は、東京タワーのオリジナル動画『東京500年シアター』のコンテンツにインスピレーションを受けた東京大学総合研究博物館森洋久研究室が、「モバイル・ミュージアム」と「サウンドスケープ」を組み合わせ、「サウンドスケープ・モバイル・ミュージアム」と名付けた新しい試みとなる。

ウィーン万国博覧会150周年を記念して

展示テーマは、日本が国家として初めて参加し、ウィーンのジャポニズムのきっかけとなった、明治6年のウィーン万国博覧会。日本を世界に知らしめる機会であり、当時は全国から、ありとあらゆる「物」が収集され、数十人もの大チームがヨーロッパへ渡った。

それから150年というこの節目の年に思いをはせ、東京大学、東京藝術大学大学美術館などのデジタルアーカイブから、参加者のエピソード、奇想天外な出品物、ウィーン万博ゆかりの美術品がライティングパネルで紹介される。

展望台から、音のある風景の中へ

※2022年に開催されたモバイル・ミュージアム『音景夜景 –トウキョウヘ オモイヲハセル』展示風景

展示の最大の見どころは、50チャンネルを超えるスピーカーによる音響(音景)の中で、展示を閲覧できるところ。西伊豆の波の音、SLの音や、東京タワーの地上260m付近で録音した都市音を使ったインスタレーション・サウンドなどが繰り広げられる。

150年前、各地から採集された「物」がウィーンへ展開され、ヨーロッパの人々が日本へ誘われたように、今回の展示は、各地から採集された日本の様々な「音」によって、東京タワーの展望台にいる人が、展望台から、音のある風景の中へと導かれる。そこは西伊豆の海岸かもしれないし、SLの走る田園風景の中かもしれない。

東京の中心から望む風景の中で、サウンドスケープと展示が交じり合い、特に陽が落ちてからの空間は、音景と夜景に展示照明が加わり、より幻想的な空間を演出するという。

この春、サウンドスケープ・モバイル・ミュージアムという新しい試みを体験してみては。

■東京大学×東京タワー『音景夜景 – トウキョウヘ オモイヲハセル』
日時:3月17日(金)〜5月7日(日) ※時間は、東京タワーの営業時間に準じる
場所:東京タワーメインデッキ1F(150m) ※音景はメインデッキ1F南側のみで体験できる/※Club333でイベント等開催時は、音景を楽しめない場合がある
住所:東京都港区芝公園4丁目2−8
入場料:東京タワーメインデッキまでの展望料金のみで体験できる

(オガワユウコ)

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