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大分県佐伯市でとれたカタクチイワシをチョコレートで包んだ「いりこっと」

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左から阿部製菓 代表の阿部雄太氏、増野善雄商店 代表の増野悟氏

大分県佐伯市蒲江にある水産加工会社、増野善雄商店と、同じく蒲江にある製菓店、阿部製菓が魚を活かしたスウィーツ「いりこっと」を共同開発し、2月3日(金)より増野善雄商店公式オンラインショップにて販売を開始する。

商売人の経営自体も持続可能なものに

大分県佐伯市には多くの水産加工会社が軒を連ねており、それらが切磋琢磨しあうことで商品品質の向上を図り、水産都市、佐伯市の地位を築いてきた。しかし近年では魚価の高騰、価格競争の激化が経営を圧迫し、各社厳しい状況を強いられている。

佐伯市は持続可能な循環型共生社会「オーガニックシティ」実現に向け、様々な取り組みをスタートさせているが、町を持続可能なものにするためには、そこを支える商売人の経営自体も持続可能なものにならなくてはと考えるようになったそうだ。

魚そのものが入ったチョコレート

いりこっと

そこで今回考案したのが魚とチョコレートのスウィーツ「いりこっと」だ。「いりこっと」は、魚の形をしたチョコレートではなく、魚そのものが入っている。

元有名ホテルのパティシェが手掛ける未体験スウィーツ

いりこっとと専用箱。ロゴの魚の鱗は板チョコをイメージ

「今まで通り普通のことをしててもダメ」「付加価値を付けた新たな商品で水産業界に新たな風を」ということで、有名ホテルで腕を振るったパティシェである阿部製菓の阿部雄太氏に声を掛け、「魚とチョコレート」の未体験スウィーツが生まれた。

「いりこっと」は増野善雄商店で製造する、豊後水道産の新鮮なカタクチイワシで作るいりこにチョコレートを纏わせ、ローストしたアーモンドを乗せたスウィーツだ。

ただチョコレートを纏わせるだけでなく、阿部氏が調合したコーヒーシロップにあらかじめいりこを漬け込むことで魚独特の風味とチョコレートがマッチするよう工夫がされている。

バレンタイン時期のリリースとなる、異色のコラボ商品「いりこっと」を愛する人や家族に渡してみては。

魚ウィーツ専門店の展開も視野


増野善雄商店は、今後、魚を使ったスウィーツを「魚ウィーツ(ギョウィーツ)」と名づけ、その専門店の展開も視野に入れており、水産業界に新たな風を吹き込もうと考えているという。

また、異色のコラボで商品開発を進めることが魚食普及、水産都市佐伯市のPRにも繋がると考えているそうだ。

佐伯市内&公式サイトで販売

「いりこっと」の佐伯市内取扱店舗は、「道の駅かまえ Buri Laboratory」「かまえインターパーク 海べの市」「道の駅やよい」「さいき海の市場〇」「さいき本舗 城下堂(予定)」。価格は佐伯市内取扱店舗では、500円(税込)、公式オンラインショップでは、540円(税込)。

「魚とチョコレート」の未体験スウィーツである「いりこっと」をチェックしてみては。

増野善雄商店公式オンラインショップ:https://masunosuisan.theshop.jp/

(角谷良平)

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