2月4日(土)~28日(火)の期間、沖縄県にて「泡盛トレイル enjoy with プロ野球キャンプ2023」が開催されている。
同プロジェクトは、琉球泡盛とツーリズムの連携による元気な沖縄づくりを目指して企画された。プロ野球キャンプの応援とともに沖縄の酒「琉球泡盛」を見て・聞いて・知って・味わって好きになってもらうことで、泡盛のブランド認知・理解度を高め、新たな消費層の創出を図るとともに、「地域の酒・泡盛」の優良コンテンツ化・高付加価値化による観光関連業界活性化の実現を図るという。
蔵人が泡盛蔵ガイドツアーを実施
「沖縄固有の酒」である「泡盛」は、海外各国・各地のワインやウィスキー、ビールのような「国やエリアを代表するツーリズム(観光)資源」のレベルに達しているとは言えない。
しかし、泡盛の沖縄県内消費が減少傾向にある中、県外・海外での販路創出・消費拡大は泡盛業界の喫緊の課題だ。この課題を解決するためにはまず、泡盛自体の「ブランド力強化」が重要となる。
そこで企画されたのが「泡盛トレイル enjoy with プロ野球キャンプ2023」だ。同プロジェクトは、毎年恒例となっており、多くの観光客の来沖が見込めるプロ野球キャンプの時期に、県内各地の酒蔵(酒造所・蒸留所)にて、蔵人が「有料かつ優良な泡盛蔵ガイドツアー」を提供するというもの。
この取組を通じて琉球泡盛のブランド力を強化し、「泡盛ファン」を増やすことで、沖縄の伝統文化の発展と魅力的な観光地を目指す。
蔵元による解説付きの飲み比べも楽しめる
期間中は、各酒造所において「蔵人によるガイドツアー+テイスティング」プログラムが実施される。
プログラムの内容は、「泡盛Awamori」についての解説、蔵人による泡盛蔵のガイドツアー、蔵元による解説付きのテイスティング(試飲会)となっている。所要時間は1時間程度(予定)で、参加費は一人500円~1000円。
参加するのは計11酒造所。ガイドツアーを行うのが、山川酒造(本部町)、松藤(金武町)、咲元酒造(恩納村)、神村酒造(うるま市)、新里酒造(うるま市)、八重泉酒造(石垣市)、伊是名酒造所(伊是名村)。
なお、瑞泉酒造(那覇市)、くぅーすの杜 忠孝蔵(豊見城市)、まさひろ酒造(糸満市)、多良川(宮古島市)は見学のみとなっている。
原則として、各酒造所への事前申し込み制で、1回あたりの最大受け入れ人数等は酒造所ごとに設定されている。
沖縄で琉球泡盛に触れ、その味わいを体感してみては。
泡盛トレイル詳細:https://its1.jp/travel_details/?tcode=ACDAW1
琉球泡盛ポータルサイト:https://okinawa-awamori.or.jp/stories/5335/
(オガワユウコ)