ヤングケアラー協会は、ヤングケアラーに関わる人の交流と繋がりをつくるためのシンポジウム「わづくり~ヤングケアラーを支える環境作りのために~」を、3月18日(土)にオンラインで開催する。
この取り組みは、厚生労働省の「令和4年度ヤングケアラー相互ネットワーク形成推進事業」の一環だ。
当事者と民間支援団体などがつながる
同シンポジウムは、ヤングケアラー当事者と民間支援団体、行政、福祉関連事業者などのネットワークを形成するためのもの。オンラインで各地域の民間支援団体の取り組みを聞き合い、全国の関係者と交流を図る。
開催日時は、3月18日(土)の13時~15時30分。Zoomオンラインにて無料で参加可能だが、3月16日(木)17:00までにWebサイトから申し込む必要がある。
4つの民間団体の取り組み発表と座談会を実施
当日は、第1部として4つの民間団体の取り組みを発表。ファシリテーターは、ユニキャリア主宰/パラレル活動家の岡田慶子氏と、bona代表の奥祐斉氏が務める。
ふうせんの会の朝田健太氏は「ヤングケアラーが『いきる』社会へ」、チャーム・ケア・コーポレーションの河端久徳氏は「企業から見たヤングケアラー支援と課題」、こどもぴあ 坂本拓氏は「こどもぴあの活動から見えたもの」、きょうだい会SHAMS(しぇいむず)の滝島真優氏は「学齢期のきょうだい支援~きょうだい会SHAMSの取り組みから~」といったテーマをもって登壇する。
第2部では、ワールドカフェ形式での「わづくり」の座談会を実施する。
ヤングケアラー協会の取り組み
「ヤングケアラーが自分らしく生きられる社会を」を理念とする同協会は、元ヤングケアラーによる、ヤングケアラーのための団体。
当事者の居場所作りやLINE相談窓口、日本最大のヤングケアラーのオンラインコミュニティ(Yancleコミュニティ)を運営する他、自治体・企業・教育機関向けの講演・研修などを行っている。
令和4年度には、「子どもを守る山梨ネットワーク会議」部会ヤングケアラー支援ネットワーク会議構成員を受任したり、埼玉県 ヤングケアラーオンラインサロン企画・運営業務を受託したりと、幅広く活動中だ。
この機会に、ヤングケアラーを支える環境づくりについて考えてみよう。
■「わづくり~ヤングケアラーを支える環境作りのために~」
開催日時:3月18日(土)13時~15時30分
開催場所:Zoomオンライン
参加費:無料
詳細・申込みURL:https://wazukuri.peatix.com/
■ヤングケアラー協会
所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号 桑野ビル2F
URL:https://youngcarerjapan.com/
(Higuchi)