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最大2.5倍速で食材を解凍。老舗自動車部品メーカー、小型・軽量の解凍プレート開発

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創業90年、自動車用金属小物パーツの製造を行うミナミダは、初の自社商品となる小型解凍プレート「OMRIQ PLATE(オムリックプレート)」を開発。2月10日(金)よりクラウドファンディング「Makuake」にてプロジェクトを実施している。

解凍速度を最大2.5倍速める


同製品は、アルミの熱伝導性を活かし、食材を常温に戻すためのプレート。放熱効率を上げるためにフィン(羽)を設ける事で表面積を3倍に増やし、アルミの熱伝導性を最大限に活かす。


“室内温度22度、常温5度”の条件下で解凍テストを行った結果、食材によって解凍時間に差はあるが、1.5倍~2.5倍程度解凍時間を短縮できたという。解凍速度を速める事で、解凍時に食材から出るドリップ量を抑え、美味しく解凍することが可能だ。

食材を上下で挟める


解凍プレートは食材の下に敷いて使用するのが一般的だが、同製品は上下で挟むように使用可能。解凍テストで食材を挟んで解凍すると、200gの牛肉の場合、2.5倍程度解凍が速くなったという。

また、上下で挟むことで食材の中心部と外側を均一に解凍でき、内外の解凍速度の違いによる解凍ムラを抑える。

さらに、食材を挟んだ状態で冷凍庫へ一緒に入れると、冷凍速度も1.5倍程度アップするようだ。

コンパクトサイズのメリット


同製品は、1枚のサイズが7cmx7cmxH1.3cm、重さ75gとコンパクトなため、省スペースで収納性や携帯性に優れている。また、食材のサイズに合わせて拡張が可能なのもポイントだ。

和菓子の皿・粗熱取り・アウトドアなど、用途・シーンに応じて様々な使い方ができる。

開発の背景

創業90年の同社は、金属を常温のまま叩いて変形させる圧縮成形という“冷間鍛造技術”を用いた金属小物パーツを製造する会社。コロナの影響が残る自動車業界において、今後も長く事業を継続できる会社とするために、メンバーが成長を実感できる会社になる必要があると感じ、自社商品開発に至ったという。

アイデア出しに苦労するなか、同社工場長がキャンプの際にPC用ヒートシンクで肉を解凍している事を知り、冷間鍛造技術も活かせると思い、同製品の開発に着手したとのことだ。


現在、Makuakeにてプロジェクトを実施しており、リターン発送後の4月末頃から、一般販売を開始予定。また、Makuakeプロジェクト期間中は、大阪府八尾市の「みせるばやお」にてサンプル品を展示している。

「OMRIQ PLATE」で、速く美味しく解凍してみよう。

Makuake:https://www.makuake.com/
プロジェクト名:コンパクトながら、すばやく解凍!自動車部品加工技術を活かした究極の解凍プレート

■みせるばやお
住所:大阪府八尾市光町2-60 リノアス8F
URL:https://miseruba-yao.jp/

(Higuchi)

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