はたらくムクナ豆ブランドの紀州ほそ川創薬は、ムクナ豆の情報サイト『ムクナ豆とは?』を今年1月にオープンした。
体内でドーパミンに変わる、天然の「L-ドーパ(エルドーパ、レボドパ)」を含む希少植物「ムクナ豆」の認知拡大と、正確な情報の普及を目的としているという。
『ムクナ豆とは?』について
『ムクナ豆とは?』は「ムクナ豆を正しい知識でいつもの食卓に」をコンセプトに、「ムクナ豆」の情報を発信するWEBサイト。ムクナ豆は体内でドーパミンに変わる、天然の「L-ドーパ」を含むとして注目されている希少植物だそう。
サイト内では科学的根拠・データに基づいた海外の論文や国内の最新情報などを紹介し、近年増えるムクナ豆の雑多な情報を整備することで、認知拡大と正しい情報の普及を目指したムクナ豆総合情報サイトとしている。
同社と共同研究・開発を進めている大阪河﨑リハビリテーション大学の研究によると、ムクナ豆製品には、粉末やお茶など様々な加工品があるというが、市場に出回る製品の中にはL-ドーパが壊れて失われていたり、パッケージや製品ページに表示されているL-ドーパ量との相違が指摘されるものも存在するという。
加工時の熱によりL-ドーパが変性したことが原因と考えられ、このことからL-ドーパ摂取を目的とする場合の製品選びには注意が必要とか。
同社では2008年より日本でいち早くムクナ豆の研究・栽培方法の工夫をはじめ、パーキンソン友の会みなべや、大学との共同研究・開発を続けている。健康が気になる人に向け、正しい情報と役立つ情報を『ムクナ豆とは?』のサイトにて随時更新するとしている。
紀州ほそ川創薬とムクナ豆
江戸時代以降栽培が廃れてしまった国産ムクナ豆。同社は2008年よりムクナ豆の栽培をスタートした。
国内でも主に外来種で育てられていたムクナ豆だが、同社は、日本の風土に最適なムクナ豆の“日本在来種”を復活させるべく、種を全国に広め、現在国産ムクナ豆の約9割がこの種から成り立っているという※。
ムクナ豆の品質に製品化後まで責任を持つべく、大阪河﨑リハビリテーション大学と共同研究をスタート。L-ドーパ測定機を導入し、加工前の豆だけでなく、製品化後の測定を行っている。
江戸時代に重宝されていたこのムクナ豆の可能性を再探索し、有効成分を壊さない製造方法で、美味しく摂りやすい製品を食卓に届けることで、人々の健康寿命に貢献したいという。
ムクナ豆に関心のある人は同サイトを参考にしてみては。
『ムクナ豆とは?』
URL:https://mucuna.online/
※同社調べ、全国の生産者ヒアリング結果(2022年8月)
(さえきそうすけ)