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【愛知県豊田市】シルクの新ブランドも!稲武シルク配合の入浴剤「にぎたえしるく湯-ゆずの香り」発売

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稲武町(現・愛知県豊田市)で300年以上の歴史がある豪農・古橋家を母体とし、これまで歴史民俗資料館「古橋懐古館」を運営するなど、文化財や山林などの所有資産や地域資源を磨き上げ、持続可能な地域社会の実現と文化振興のために活動している古橋会が、日本トップレベルの伝統を誇る稲武シルクを配合した粉末入浴剤「にぎたえしるく湯-ゆずの香り」を新発売(名古屋市の大醐と共同発売)。

また、稲武の唯一無二のシルクを守り伝えるため、新ブランド「貴いシルク」を立ち上げた。

皇室や伊勢神宮の祭祀に用いられる稲武シルク

稲武では、明治15年(1882)から毎年、伊勢神宮の神御衣祭(かんみそさい)に奉られる和妙(にぎたえ。絹織物のこと)の原料となる生糸を献納しており、令和元年度からは熱田神宮の御衣祭(おんぞさい)に奉られる和妙の原料となる生糸も献納。また、皇室で最も重要な祭祀である大嘗祭(だいじょうさい。天皇の代替わり後に最初に行われる新嘗祭のこと)では、繒服(にぎたえ)という絹織物も稲武から調進していて、稲武には全国でもトップレベルのシルクの伝統文化が今も受け継がれている。

中山間地域にある稲武町では、保存団体「いなぶまゆっこクラブ」が養蚕製糸を手作業で行い献納する生糸を毎年生産しているが、国内の養蚕業の苦境や少子高齢化の進行により、現在では伝統文化の継承が危ぶまれているという。

稲武産の繭から保湿成分を抽出


今回新たに発売された「にぎたえしるく湯-ゆずの香り」は、稲武産の繭から保湿成分を抽出して配合した粉末入浴剤。保湿成分(加水分解シルク)を抽出した原料の繭は、「いなぶまゆっこクラブ」が毎年の神宮への献納のために、桑の栽培や蚕の飼育を手作業で少量生産しているもので、シルク雑貨ブランド「絹屋」を手掛けている大醐と古橋会により共同で企画発売されている。


大醐の直営店や、「道の駅どんぐりの里いなぶ」の「どんぐり横丁」、古橋懐古館にて購入が可能。また、「貴いシルク」公式ECサイトからも購入できる。ギフトにもそのまま使えるパッケージ1箱に3包入りだ。価格等詳細については現地で確認して欲しい。

稲武の地方創生の一翼を担う「貴いシルク」


また、「貴いシルク」は、唯一無二のシルクを守り伝えるために作られた新ブランド。明治期の殖産興業として養蚕業を稲武地域に奨励し、途絶えていた伊勢神宮への生糸の献納を復興した古橋家6代当主の古橋源六郎暉皃(てるのり)の想いを受け継ぎ、稲武の地方創生の一翼を担う。詳細は、「貴いシルク」公式ECサイトで確認を。公式ECサイトから商品を購入すると、オリジナルステッカーとオリジナルポストカードがもらえる。

愛知県民や豊田市民にもあまり知られていないという貴重な稲武シルクという伝統文化を知るきっかけとなりそうだ。

大醐の直営店情報:https://daigojapan.jp/archives/516
道の駅どんぐりの里いなぶ:愛知県豊田市武節町針原22-1
古橋懐古館:愛知県豊田市稲武町タヒラ8番地
「貴いシルク」公式ECサイト:https://silk.furuhashikai.com/

※「貴いシルク」は一般財団法人古橋会の登録商標となっている

(fukumoto)

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