千葉県の「食」の土産を中心に3000品を超える商品の製造・流通・店舗運営を手掛ける、やますは、5種類のフレーバーとポップなラベルが特徴の新商品「金山寺拳法」を、2月中旬より房の駅各店で販売している。
コンセプトは「家族で食べる味噌」
同商品は、同社のグループ会社で、味噌作り一筋170年以上の小川味噌店の「金山寺味噌」をベースに開発。古くから「食べる味噌」として知られる金山寺味噌を、若い世代の子育て層にも食べて欲しいと考え「家族で食べる味噌」をコンセプトとしている。
まずは、金山寺味噌の美味しさを更に広げるフレーバーを5種類用意。容量130gと扱いやすいサイズなので、食べ比べたり一種類ずつフレーバーを楽しんだりできる。
5種類のフレーバー
今回登場したフレーバーは、日本で昔から親しまれてきた、かぼす・高菜・割り干し大根・おかか梅・きのこの5種類。各種税抜350円で販売中だ。
「かぼす金山寺」は、爽やかな酸味と甘みのバランスが特徴で、焼きネギやふろふき大根、焼き魚にぴったり。“やます”の美女シリーズに登場するキャラクターをあしらったラベルが目印だ。
「高菜もろみ」は、豆腐に乗せたり、おにぎりの具やチャーハンに添えるのがおすすめ。ラベルには、“やます”の大きな高菜シリーズに登場するたぬき達をあしらった。
「割り干し大根」は、甘い金山寺味噌と割り干し大根の歯ざわりがホカホカご飯と相性抜群。“やます”の大根役者シリーズに登場するキャラクターをあしらったラベルが目印だ。
「おかか梅」は、梅の酸味が金山寺味噌の甘さでマイルドになり旨味アップ。おにぎりの具やきゅうりにつけて味わおう。ラベルは美女シリーズに登場するキャラクターだ。
「きのこ金山寺」は、きのこの旨みが金山寺味噌の甘さと絡まり旨味アップ。きゅうりなどのほか、パスタと合わせるとクセになる旨さを楽しめる。ラベルには、“やます”の新キャラクターがデザインされた。
今後は、消費者の反応を見ながらフレーバーを増やしていき、人気シリーズに育てていきたいとのことだ。
金山寺味噌の歴史と小川味噌店の味噌づくり
金山寺味噌は、鎌倉時代に宋の国(中国江蘇省)へ渡った僧侶・覚心(かくしん)によって、日本に伝えられたと言われている。覚心和尚は、紀州由良(和歌山県日高郡)に興国寺を開山し、その教えと共に金山寺味噌の製法を広げた。
房州(千葉県)と紀州は海路による交流が盛んで、1600年代からは移住者も多くあったようだ。紀伊半島と房総半島は気候風土が良く似ていることもあり、金山寺味噌などの製造が広まったとされている。
小川屋味噌店は1848年に創業。千葉東金で170余年にわたり和食の原点ともいえる「麹」を独自の技術で追究してきた。いつの時代にも「麹をつかった食品はおいしい」と言ってもらえるように、これからもより高い発酵技術とより良い品質・味を追究して、素材がもつ自然なうまみを引き出して商品づくりをしていきたいとしている。
伝統ある金山寺味噌をより美味しく味わえる「金山寺拳法」を食卓に並べてみては。
■「金山寺拳法」販売店舗
新生房の駅
住所:千葉県市原市糸久2-232-1
https://fusanoeki.fusa.co.jp/araoi/
栗山房の駅
住所:千葉県四街道市栗山948-2
https://fusanoeki.fusa.co.jp/kuriyama/
横戸房の駅
住所:千葉県千葉市花見川区横戸町1131-1-1
https://fusanoeki.fusa.co.jp/yokodo/
アキハバラ房の駅
住所:東京都千代田区神田練塀町8-2 CHABARA日本食品館内
https://fusanoeki.fusa.co.jp/akihabara/
ほか多数
(Higuchi)