兵庫県神戸市は、JR三ノ宮駅前に「SANNOMIYA HEALING GARDEN(サンノミヤヒーリングガーデン)」を展開する。また、「外来生物展示センター」がリニューアルオープンした。詳しい情報を紹介しよう。
みどりあふれる癒しの空間が登場
神戸市と神戸市造園協力会は、JR三ノ宮駅前において、3月18日(土)~4月9日(日)の期間、9:00~18:00(一部変更となる可能性がある)まで、高質なみどりあふれる空間「SANNOMIYA HEALING GARDEN」を展開する。なお、3月17日(金)までは作庭期間となっており、ガーデンづくりの様子も見ることができる。
場所は、JR三ノ宮駅前中央口南側徒歩0分の「&3PARK」プロモーションエリアだ。
この取り組みは、都心・三宮再整備の一環として、みどりと花が持つ価値や魅力を広く発信し、自然に囲まれた居心地の良い空間を、都心の真ん中で多くの人々に体感してもらうことを目的としている。
「SANNOMIYA HEALING GARDEN」のデザインは、自然の持つ力や美しさを活用し、心身のストレスを少しでも緩和できるよう、リラックスできる空間を創出し、自然と一体となることにより、自分たちの持つ潜在的な力に気付く空間を目指している。
エントランスは、六甲山の自然を感じる木々や水の流れを表現。
竹林に囲まれた自分を見つめる空間などが展開される。
また、夜間も鑑賞できるように一部ライトアップが予定されている。さらに、4月1日(土)、2日(日)には、有馬温泉の足湯も登場する予定だ。
なお、「SANNOMIYA HEALING GARDEN」で使用された樹木や石材等の造園資材は、今年度に整備予定の磯上公園において再利用される予定となっている。
神戸市は、期間中、来場した人々の意見を広く聞き、今後の都心・三宮再整備の取り組みに活かしていきたいと考えている。
神戸市 公式サイト:https://www.city.kobe.lg.jp/
「外来生物展示センター」がリニューアル
また、神戸市の「外来生物展示センター」は、新たに展示ホールを開設し、3月4日(土)にリニューアルオープンした。
「外来生物展示センター」は、神戸の豊かな生物多様性の保全のために、いかに外来生物が脅威となっているかを“感じる・知る・考える場”として、外来生物問題を普及啓発している自治体初の施設だ。
展示ホールでは、はく製や模型などの展示物の他、多くの参加・体験型展示により、楽しみながら外来生物問題を学ぶことができる。ほかにも市民活動を紹介するゾーンやスタンプラリーなども実施予定。
身近に潜む外来生物のコーナーでは、身近な環境に潜む外来生物が被害を与える様子をイラストで表現した映像により、外来生物問題を「感じる」コーナーだ。
クイズ外来生物のコーナーでは、外来生物の生態から被害に関する様々なクイズに参加し、解説員の説明を聞くことで外来生物問題を「知る」ことができる。
つりわけ川のコーナーでは、釣り遊びを通じて外来・在来生物の分類を行うことで、外来生物問題を「考える」ことができる。
種類毎の展示コーナーでは、はく製や模型等の展示物を、見たり・触れたりして、外来生物について「学ぶ」ことができるコーナーとなっている。
生物飼育棟では、ブラックバスなどの外来生物や、すみかを追われたメダカなどの生きた個体の展示や、アメリカザリガニなどに触れることができ、間近に外来生物を感じることが出来る。
観覧の費用は無料。観覧予約は、「外来生物展示センター」のホームページにて受け付けている。
■外来生物展示センター
住所:兵庫県神戸市長田区苅藻島町3丁目12番28号 苅藻島クリーンセンター内
公開日時:毎週土曜日と日曜日の11:00~17:00
公式サイト:https://www.kobegairai.com/
「SANNOMIYA HEALING GARDEN」で自然を感じながら心を癒してみて。また、「外来生物展示センター」で外来生物について理解を深めてみては。
(yukari)