「日本最後の秘境」と呼ばれる鹿児島県・トカラ列島で、島暮らし体験施設を利用したワーケーションの利用の予約受付を4月1日(土)から開始。
手つかずの大自然が広がる離島でありながら、光回線による高速なネット環境を完備。食事は自炊、掃除や洗濯なども自分たちでやらなければならないため、個人利用のほか合宿形式などでのグループの参加にも最適だ。
日本で最も長い村「トカラ列島」
鹿児島県の南、屋久島・種子島と奄美大島との間に浮かぶ7つの有人島、トカラ列島。
世界文化遺産の「仮面神ボゼ」に代表される独自の文化と、トカラブルーと称される美しい海や、島ごとに湧き出る温泉を有する。南北160kmに渡る列島で、「日本で最も長い村」とも言われている。
主要な交通手段は週2便のフェリー。コンビニもスーパーもカフェもない、離島という隔絶した環境だ。
ワーケーションが可能な施設は「口之島あっぽう家」と「悪石島コミューン」。当初、移住体験をするために村が整備した宿泊施設だったが、コロナ禍もあって利用者が減少。
そこで、施設内で自由に利用できるWi-Fiや、快適にリモートワークができるワーキングデスクとゲーミングチェアを導入。ワーケーションにも対応できるように整備・改修を行った。
島暮らし体験施設「口之島あっぽう家」
島暮らし体験施設「口之島あっぽう家」の「あっぽう」とは、島の言葉で「あそぼう」の意味。島の外から来た人たちと、島の住民たちとが一緒に遊ぶように交流できるような場を創りたいという思いから名付けられた。
館内にはシングルの客室4室に、自炊可能なキッチンが備え付けられた広々とした食堂、大型のテレビとホワイトボードがあり、リモート会議もできる談話室がある。
また、男女別のシャワールームとトイレ、洗濯機と乾燥機も備え付けられており、長期滞在も可能。
売店までは徒歩5分ほど。街のコンビニのような品揃えではないため、長期滞在の場合は食材の購入についてあらかじめ相談しよう。
宿泊料金は1人1泊4,000円。
島暮らし体験施設「悪石島コミューン」
一方、十島村初の島暮らし体験施設「悪石島コミューン」は、島外から訪れる移住体験ツアーの受入れを目的として建設され、令和2年に完成。
もともとツアー客の受入れを想定した施設のため、建物中央の食堂を挟んで、両側に約12帖の居室が2部屋ある作りになっている。
シャワールームとトイレは男女別、洗濯機も2台備え付けてあるので、団体での利用にも最適だ。
宿泊料金は1人1泊2,000円。
両施設の概要や予約方法についてはワーケーション検索サイト「Workations」にて確認を。雄大な自然の中でのワーケーションは、新たな発想をもたらしてくれそうだ。
■あっぽう家
住所:鹿児島県鹿児島郡十島村口之島125
URL:https://workation.app/hotels/7ATnAOQPvLl2uKGqt8wAsP
■悪石島コミューン
住所:鹿児島県鹿児島郡十島村悪石島27番地
URL:https://workation.app/hotels/MDys8Bu27Z5H0VFPKZQ2M
(hachi)