京都・西陣織の織元である六文字屋・岡文織物は、1690年に六文字屋を創業してから今年創業333年を迎える。この周年を記念して西陣織の魅力を、より多くの人にダイレクトに発信するべく新ブランド『ROKU -六-(ろく))』を発足。3月29日(水)~4月4日(火)の期間中、髙島屋大阪店のポップアップ店舗にて先行販売を実施する。
新ブランド『ROKU -六-』について
同社は、明治44年の建造より今年112年を迎える本社屋・榎邸に、新ブランド『ROKU-六-』や、西陣織きものメーカーとのコラボブランド『KIEI-貴瑛-』などの商品を実際に手に取って楽しめる場所として『ROKUMONJIYA SHOWROOM』を要予約制でオープンするとも。
『ROKU -六-』は、六文字屋・岡文織物がより多くの人に「西陣織“も”ある生活」を提案するべく新たに立ち上げるブランド。1690年に初代・半兵衛が法衣製造を営む六文字屋を創業、法衣にちなみ仏教の「南無阿弥陀仏」の六文字から六文字屋と名付けられて333年経った今、この六文字屋の頭文字である「六」を冠に。
『ROKU -六-』の商品第一弾は「きもの」。同社は約150年にわたり、帯づくりを主力の事業としており「西陣織の帯屋」と言える。帯づくりに長年携わってきた経験により、「帯を楽しむきもの」を提案。女性ものに限らず、男性のきものも含む和服全般から、西陣織のテキスタイルを活用した各種アイテムなど、既存の枠組みにとらわれない西陣織商品を提案する。
今回の新商品「西陣色無地」では、フォーマルからカジュアルまで幅広い用途で使えることで愛用者も多い「色無地」に、西陣織の特徴である「紋織」の技術を取り入れた。配色では現代的な色鮮やかさを実現し、帯が際立ちひときわ女性が美しく見えるきもの姿を創り出す。
「値段がわからなくて怖い」を払拭
西陣織の伝統と美を追究していくほか、現代必要不可欠な要素である「サステナビリティ(持続可能性)」にも向き合い、余分な在庫を極力つくらず限定数の少量生産とするほか、主に天然繊維や環境配慮の素材を活用したものづくりを行うとも。
また、きものや西陣織が敬遠される理由の1つである「値段がわからなくて怖い」といったことがないよう、全商品の価格を明示したうえで、本体価格以外に発生する基本的なオプション料金(仕立て代、ガード加工代など)や消費税も最初から明示する。自らで商品を企画・製造するメーカーならではのリーズナブルな価格設定を実現。
ポップアップ店舗での先行販売
『ROKU -六-』は髙島屋大阪店でのポップアップ店舗にて先行販売。今回は女性向けのきもの中心の売り場となる。髙島屋大阪店でのポップアップ店舗は3月29日(水)~4月4日(火)、開催場所は6階呉服サロン。また、かかでは5月10日(水)~5月16日(火)を予定。開催場所は7階特選呉服サロン。
本社屋・榎邸にて『ROKUMONJIYA SHOWROOM』もオープン。こちらでの販売商品は、女性用・男性用のきものと帯、西陣織製品、その他小物等。完全予約制で予約時に希望の商品を伺う場合があるとし、予約開始は4月1日(土)~、電話またはメールにて受け付ける。
髙島屋ポップアップ店舗もしくはROKUMONJIYA SHOWROOMに足を運んでみては。
ROKU -六-: https://www.rokumonjiya.jp/roku
■ROKUMONJIYA SHOWROOM
住所:京都府京都市上京区姥ケ榎木町843岡文織物株式会社「榎邸」内
URL:https://www.rokumonjiya.jp/showroom
■髙島屋大阪店
住所:大阪府大阪市中央区難波5丁目1番5号
■髙島屋横浜店
住所:神奈川県横浜市西区南幸1丁目6番31号
(さえきそうすけ)