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【大阪府守口市】オールケア守口が、医療的ケア児の受け入れが可能なショートステイ施設を開業予定

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大阪府の守口市で唯一、医療的ケア児の受け入れが可能なショートステイ施設を運営するオールケア守口が、市内で2カ所目となるショートステイ施設を2024年度中に開業予定だ。

医療的ケア児に対する地域の支援の現状


2005年〜2018年で医療的ケア児は2倍の2万人になり、在宅人工呼吸器管理を必要とする子どもは、2015年までの10年間で10倍に増加している(※)。医療的ケアとは「病院などの医療機関以外の場所で⽇常的に継続して⾏われる、喀痰(かくたん)吸引や経管栄養、気管切開部の衛⽣管理、導尿、インスリン注射などの医⾏為」を指し、これらを提供できる施設の需要は高まり続けているが、身近な地域で療育的支援を受けられる施設の整備が追いついていない現状がある。

守口市ではショートステイ施設の整備が急務に

守口市でも児童発達支援センターの待機児童が増加しており、医療的ケア児の受け入れが可能で、1日〜数週間施設に入所できるショートステイ施設の整備が急務となっている。

また、介護者への心身の負担の蓄積は、介護うつや社会的孤立を招くこともあるため、近年では介護をする家族のケア(レスパイトケア)の重要性が認識されつつある。そのため一時的に介護を離れ「介護を休む」ことが可能となる、ショートステイ施設の社会的意義が高まっている。

医療的ケアの提供に貢献するオールケア守口の取り組み


オールケア・グループは2003年に守口市で創業して以来、重症心身障がい児・者や医療的ケアを必要とする人々へのサービスを一貫して提供。重症心身障がいとは、重度の肢体不自由と重度の知的障がいが重複した状態のことを指す。


オールケア守口としては2022年1月に、守口市で初となる医療的ケア児の受け入れが可能なショートステイ施設「ここね」を開設し、地域の重症心身障がい児や医療的ケア児と家族への支援に努めてきた。

さらに今回、守口市の「令和4年度地域生活支援拠点等施設整備事業 公募型プロポーザル」において、2022年12月に運営業者として守口市により選定され、3月23日(木)に契約を締結。同市における障がい児地域生活支援拠点として、守口市大久保町一丁目72番地に、2024年度中のショートステイ施設を開業予定だ。施設不足の守口市において2施設目の、医療的ケア児を受け入れ可能なショートステイ施設となる。


オールケア守口の代表取締役・吉田広美さんは「福祉とは『暮らしやすい街づくり』。(中略)今回、運営業者に選定していただいたことについて、地域のお役に立てるという喜びと同時に、市内で唯一の医療的ケア児を受け入れ可能なショートステイ施設を運営する法人として一層の身が引き締まる思いです(後略)」とコメントを寄せた。

「暮らしやすい街づくり」に向け、福祉事業で地域に貢献するオールケア守口に今後も注目しよう。

■オールケア守口
住所:大阪府守口市大久保町5丁目39番6号

オールケア守口:https://allcare.co.jp/publics/index/409/

※平成28年度厚生労働科学研究費補助金障害者政策総合研究事業「医療的ケア児に対する実態調査と医療・福祉・保健・教育等の連携に関する研究」

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