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【奈良県生駒市】学校×ゲストティーチャー、移動販売の事業者等×自治会。市がマッチングを推進

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奈良県生駒市は、この春、全国の学校とゲストティーチャー、また、移動販売の事業者等と自治会をマッチングさせる取り組みを開始した。詳しく内容を見ていこう。

ゲストティーチャーマッチングサイトの試験版を公開


生駒市は、ユニーク社と連携し、ユニークな人生を歩む10〜20代の社会人・起業家等に対して、学校教師から登壇依頼ができるゲストティーチャーマッチングサイト「U-29 キャリア図鑑」を企画・制作し、3月30日(木)に試験(β)版を公開した。

■チャレンジ精神や想像力を育む機会を創出

これまで学校教員には、「ゲストティーチャーを招きたいがゲストとなる社会人とのつながりを広げることが難しい」「もっと生徒の将来に役立つキャリア教育の機会を作りたい」などといった課題や想いがあった。

これらを解決・実現する手段ができれば、子どもたちにより多様な未来や事例を見せ、将来に期待を持てるようになるのではないと考え、市では29歳以下向けのコミュニティメディアを運営するユニーク社と連携して、生駒市内の学校で実施を重ねながらマッチングサイトの開発を進めてきた。

この取組を通じて、社会に開かれたキャリア教育の実現につなげ、生徒・学生の主体性を引き出す授業、複雑な情勢を今後生き抜くために必要なチャレンジ精神や想像力を育む機会が創出されることを期待しているという。

なお、この取組は、公民連携の提案窓口「生駒市協創対話窓口」を通じて実現した。「生駒市協創対話窓口」は、民間主体と行政が対話による相互理解を進め、アイデアを出し合い、互いの強みを掛け合わすことで、地域課題の解決や新たな価値を協創によって実現することを目指している。

■登壇候補者は全員10~20代で生徒に近い年代


「U-29 キャリア図鑑」の特徴は、登壇候補者全てのプロフィールページに取材記事を掲載していること。記事を読むと人柄・経験がわかる。また、登壇候補者全員が10~20代で生徒との距離が近く、会社員、起業家、フリーランス等、多様な登壇者属性があるのもポイント。オンライン登壇は基本無料で依頼可能だ。

同サイトの利用の流れは、まず、気になる社会人やプロフィールを探し、プロフィールページから記事を読んで会いたい社会人を選ぶ。申込フォームを送ると、ユニーク社の事務局から社会人に打診し、許可を得た後に、申し込んだ教師と社会人をメールでマッチング。双方で打合せを進めていく。

全国の学校と10~20代の社会人・起業家をつなぐ公民連携事業に注目だ。

U-29 キャリア図鑑:https://u29.notion.site/U-29-7adab0a899f74ce0ba3112446ed42444

移動販売の事業者等と自治会をマッチング


また、生駒市は、移動販売や地域での買い物、見守り活動、にぎわいづくりを支援するため、移動販売・出張型サービスを提供する事業者等(生駒市移動販売等支援パートナーズ)と、自治会をマッチングさせる「生駒市移動販売等導入支援事業」を4月から開始している。

■移動販売サービスで地域コミュニティを活気づける

坂の多い生駒市では、高齢化の進展により地域の人の足が買い物等のサービスから遠のいている課題があった。そこで、移動販売等の幅広いノウハウやスキルを有する事業者や個人の力を借り、サービスが地域に近づくことで、地域コミュニティを活気づけていくことが同事業のねらいだという。

■登録中の事業者と提供サービスの例

2月1日(水)からパートナーズに登録する事業者を募集したところ、移動式スーパーや飲食店、エクササイズ運営者等、多種多様な業態から応募があり、現在は「いこま応援マルシェ」「赤ちゃん本舗」など、9事業者が登録。例えば、自治会が公園でマルシェを開催したいときに、「赤ちゃん本舗」が出張販売に来て、親子向けにベビー・キッズ用品を販売してもらうなどのサービスを想定しているという。


なお、登録事業者等は引き続き募集中。また、登録事業者は市ホームページで公開される。運用の流れなど、詳細は下記URLで確認を。

生駒市移動販売等導入支援事業について:https://www.city.ikoma.lg.jp/0000031490.html

生駒市の取組に、今後も注目していこう。

奈良県生駒市公式サイト:https://www.city.ikoma.lg.jp/

(suzuki)

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