恵比寿の豆腐店「豆富食堂」などの飲食店を運営するJOは、豆腐工房を併設した豆腐店「豆富食堂(とうふしょくどう)」の姉妹店として、小さな町のパン屋「豆富パン(とうふぱん)」を4月28日(金)に東京・五反田にオープンした。
豆腐・豆乳・おからを使用したパンを販売
「豆富食堂」は、2021年11月恵比寿にオープンした豆腐店。良質なタンパク質、ビタミン、食物繊維など、栄養価が高く、日本の食卓に欠かせない「豆腐」の魅力・ポテンシャルをもっと伝えたいという同社の思いで誕生した。「豆富パン」では、豆富食堂で作られる豆腐・豆乳・おからを使用したパンを販売し、“パン屋”というかたちで豆腐の楽しさを伝えていきたいと考えているという。
一般的な豆腐工房では、豆腐製造を行う過程で豆乳の搾りかす「おから」が大量に排出される。豊富な食物繊維や栄養素から日本のスーパーフードとしても注目が高まる一方、大量の水分を含むことによる劣化の速さなどから取り扱いが難しく、食用での利用率はわずか1%程度と言われている。同社は、そのような魅力あるおからを活用し、豆腐屋にしか作れないパン屋を目指して「豆富パン」をオープンした。
身体に優しくて美味しいパン
「豆富パン」では、牛乳の代わりに豆乳を使用したり、小麦粉におからを混ぜ合わせたり、できる限りグルテンを抑えるなど、身体にも優しいパンを販売。パンは、全て熟年の職人が店内で毎日手作りして焼き上げている。
今後はグルテンを一切使わない米粉パン、豆腐を使ったドーナツやおからを使ったお茶の販売も予定。さらに「豆富食堂」で販売しているできたての「木綿豆腐」「おぼろ豆腐」「三角揚げ」なども販売しており、これまで恵比寿でしか買えなかった商品が五反田でも手に入るようになった。
どこか懐かしい「豆富パン」のパンは、まずは“美味しい”ことを大切に、歯切れ良くもっちりした生地にプチプチしたおからの食感も楽しいパン。一口食べるとローストしたおからの香ばしい香りが口いっぱいに広がる。
豆富食堂で毎朝作っている濃厚な豆乳を使うことで、大豆のコクと甘みもプラス。余計なものを極力使わず、北海道産小麦、きび砂糖、植物性のバターを使ったシンプルで飾らない生地は、軽やかで優しい味わい。毎日食べられる飽きのこないパンだ。
商品紹介
食パン(500円)。北海道産小麦使用。おからと豆乳の魅力を最大限に生かしたシンプルパン。噛むほどにおからの香りが口いっぱいに広がる。乳製品・卵不使用のパンだ。
丸パン(160円)。外はパリッと、中はもっちり。シンプルに仕上げられたパン。乳製品・卵不使用。
醤油豆チーズ(300円)。食パン生地をベースに、「豆富食堂」の人気メニュー「醤油豆」とダイスカットチーズを混ぜ込んだ酒が進むパンだ。
味噌パン(270円)。丸パンに大豆でできた味噌を練り込んだクッキー生地をのせて焼き上げられている。
ほんのり味噌を感じる甘塩っぱさがクセになる菓子パンだ。
その他、豆腐カレーパン(320円) 、あんバター(300円)も。なお、表示価格は全て税込価格となる。
今後は、「豆富食堂」でも「豆富パン」のパンの販売が予定されている。気になる人は、公式SNSをチェックしよう。
「豆富パン」に足を運んで、販売される豆腐・豆乳・おからを使ったパンを味わってみては。
■豆富パン
住所:東京都品川区西五反田2丁目25−4
Instagram:https://www.instagram.com/tofu_pan_official/
(さえきそうすけ)