高齢者施設向けに完全調理済みの安全・安心でおいしい冷凍食品を献立で提供しているクックデリは、関東1都3県25の高齢者施設で、キッチンカーにて食事を提供する「Deli cafe(デリカフェ)」を4月24日(月)~5月31日(水)の期間、開催している。
高齢者施設の入居者に食べる楽しみを提供
「Deli cafe」は、クックデリの冷凍食品を毎日の献立として導入している高齢者施設に日頃の感謝を伝える機会として企画された。
コロナ禍でもあり、導入先の高齢者施設の担当者からは「感染拡大による行動制限もありイベント企画が少なく、普段の生活に変化が少ない」などの外部との接点が少ないことに課題を抱えてた。
そこでクックデリでは、キッチンカーを使う「Deli cafe」を通じて入居者に安心・安全に‟食べる”楽しみを提供していく活動をメインコンセプトにして取り組む運びとなったそうだ。
ちょっとしたピクニック気分も
「Deli cafe」は、営業や開発担当者など全社員が携わり、持ち回りで運営をおこなっている。メニューは、献立の新メニューやオリジナルメニューを弁当箱に詰めたり、皿に盛りつけて提供している。入居者は施設を出てキッチンカーまで来てもらい、社員から入居者一人ひとりに手渡ししていく。天気が良ければ食事を外でおこなうことができ、ちょっとしたピクニック気分も楽しめる。
実際に入居者からは、涙を流して「来てくれてありがとう」「また来てね」などの感謝の声をもらい、導入施設の担当者からは「美味しい食事の提供だけでなく、こんなイベントも企画してくれて嬉しい」など好評となっている。
今回はキーマカレーとポークカレーを用意
クックデリの社員も、普段会うことがない入居者の人々と直に触れ合うことができ、仕事への向き合い方や、やりがいなどを感じる機会となっているそうだ。3回目となる「Deli cafe」の目玉メニューは、入居者からも人気のあるカレーからキーマカレーとポークカレーを用意している。
入居者の生きがいに
高齢者施設内は日々の変化が少なく同じような生活スタイルが繰り返されている。クックデリは入居者が「Deli cafe」を通じて「また来てくれる日を待つ」が「その日までもうちょっと生きていたい」と生きがいにつながっていると感じているという。
高齢化が進む日本では、2025年に高齢化率30%に到達すると予測されており、それに伴い高齢者介護施設が増えている。今後もクックデリは、食事だけを提供するのではなく、多くの高齢者の生きがいにつながる活動にも積極的におこなっていくという。
2021年より定期的に開催し、今回で3回目となる「Deli cafe」を開催しているクックデリの今後にも注目してみては。
■Deli Cafe
開催期間:4月24日(月)~5月31日(水)
開催場所:5月8日(月)神奈川県平塚市、5月10日(水)千葉県松戸市、5月11日(木)東京都練馬区以降、関東1都3県20施設で開催予定
クックデリ公式サイト:https://www.cookdeli.com/
※一般向けの販売はおこなっていない
※営業時間は出店場所により異なる
(角谷良平)