香川県を拠点に地域の企業やお店のブランディングなどを手がける「人生は上々だ」は、小麦アレルギーやヴィーガンの人も一緒に食事を楽しめる「プラントベース・グルテンフリーの讃岐うどん店」を軸にした「NO BORDER UDON」プロジェクトを始動。また、「グルテンフリーのための製麺所」を建設することを目標に、クラウドファンディングをCAMPFIREにて5月19日(金)〜7月9日(日)の期間で実施中だ。
讃岐うどんを世界基準にリ・デザイン
「人生は上々だ」代表の村上モリロー氏は、息子に食べ物のアレルギーがあることをきっかけに、地元のソウルフード讃岐うどんにも食の禁忌があることを知り、“どんな人でも平等に楽しめる讃岐うどんを作りたい”と「NO BORDER UDON」プロジェクトをスタートさせた。
讃岐うどんに欠かせない小麦粉や魚介のいりこだしが理由で食べられない人たちのために、植物由来の原料でグルテンフリーの讃岐うどんを開発し、世界中のあらゆる人がボーダーレスに楽しめる店「by age 18」を、瀬戸内海が一望できる場所に12月頃オープンする。
世界レベルのシェフやクリエイターが賛同
同プロジェクトには、“これまでの讃岐うどんの常識を破り、世界中のすべての人に美味しい料理を届けたい”という想いに賛同したシェフやクリエイターたちが参画している。
世界中のヴィーガンやベジタリアンに最も利用されているレストラン情報サイト「HappyCow(ハッピーカウ)」で世界1位を獲得した、東京・自由が丘のヴィーガンレストラン「菜道」のチーフシェフ・楠本勝三氏は、プラントベースの讃岐うどんの出汁づくりを考案。
イタリア政府公認組織FIPGC(国際洋菓子連盟)より、“世界最高のジェラートショップ”の称号を授与されたジェラートマエストロの柴野大造氏は、お店で提供する、乳製品を使わないジェラートを開発。
これまでにGINZA SIXのネーミング、JINS「私は、軽い女/男です」などのほか、翻訳本の監訳執筆や作詞も手がけているコピーライターの岩崎亜矢氏は、プロジェクト・店名のネーミングなどを制作。
店の名前「by age 18(ばいえーじえいてぃーん)」は、アインシュタインが従来の常識に囚われることの馬鹿馬鹿しさを説いた名言「Common sense is the collection of prejudices acquired by age 18. (常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない)」という文言から発想されたネーミングだ。
「NO BORDER UDON」が目指す未来
同プロジェクトでは、「プラントベース・グルテンフリーの讃岐うどん店」と同じ敷地内で、世界に誇る日本の職人のプロダクトなども展示販売する予定。高松市から世界に向けて食や技術を発信しながら、ゆくゆくは「by age 18」というブランドを讃岐うどんにとどまらず、グルテンフリーの広島お好み焼きやヴィーガン長崎ちゃんぽんなど、地域のB級グルメをS級(世界級)グルメにしていくことを目指している。
店舗の立ち上げに伴い、「グルテンフリーのための製麺所」を一から建設する必要が生じたため、現在クラウドファンディングを実施している。「世界中のどんな人でも食べられる讃岐うどん」を提供するレストランをサポートしてみては。
CAMPFIRE(GoodMorning):https://camp-fire.jp/goodmorning
プロジェクト名:世界80億人が食べられるプラントベース・グルテンフリーの讃岐うどんを提供したい
人生は上々だHP:https://jinseiwajojoda.com/
※料理写真はイメージ
(山本えり)