マルヤナギ小倉屋は、兵庫県立社高等学校の生徒と共に市内小学生を対象に「もち麦収穫体験」及び「もち麦うどん打ち体験」を5月21日(日)に開催。「もち麦の収穫」には、市内に住む小学生とその保護者12組が参加した。
同体験は、JAみのりと兵庫県加東市、兵庫県北播磨県民局と共に組織する「加東市もち麦活用協議会」が推進する、加東市産もち麦による農業振興、地域活性、市民の健康増進への取り組みの1つだ。
鎌を使ったもち麦収穫に悪戦苦闘する小学生たち
現在はほとんどのもち麦収穫は機械で行われるが、この日は子どもたちに体験してもらおうと、ひとりに1つ「鎌」が配られ、加西農業改良普及センターの指導員が丁寧に使い方を説明した。最初は恐るおそる使ってもち麦を刈っていた子どもたちも、しばらくすると慣れた手つきで刈り取り、紐で縛っていった。
現在、加東市のもち麦畑で刈り取られたもち麦の麦わらは、不要なものとして廃棄や焼却されている。この日刈り取ったもち麦は、そのまま乾燥させ、加東市もち麦活用協議会や社高校の生徒たちにより、麦わらのワークショップ等を通してアップサイクルの方法を検討するのに活用される予定だ。
もち麦うどん打ちの先生は県立社高校の生徒たち
社高校生活科学科の課題研究の授業で「地方創生」を選考する生徒たちが、地元産のもち麦を活用して「地域を元気にする活動」を始めて、今年で5年目になる。
この日は、地元の製麺業遠藤コンスの齋藤氏とともに、もち麦うどん打ちの先生として子どもたちの前でデモンストレーションを行った。加東市では、「もち麦うどん打ち体験」を行う度に地方創生班の3年生が代々先生となって子どもたちを楽しませており、人気のイベントとして定着しつつある。
「加東市産もち麦フォトコンテスト」が初開催
加東市では、もち麦の収穫時期になると、黄金色のもち麦畑が市内に広がる美しい風景が楽しめるほか、加東市産もち麦を使用したパンや料理なども市内外で広がっており、新たな市の特産品として着実に普及が進んでいる。
そんな加東市産もち麦の様々な姿をたくさんの人に知ってもらい、これからも残していきたいという想いから、「加東市もち麦活用協議会」が活動の一環として「加東市産もち麦フォトコンテスト」を実施し、加東市産もち麦の魅力を収めた写真を広く募集している。
Instagram部門の募集期間は6月30日(金)までで、応募方法は「Instagram」アプリをダウンロードし、「加東市もち麦活用協議会公式アカウント(@kato_mochimugi)」をフォローの上、「#加東市産もち麦フォトコンテスト」を付けて写真を投稿。
プリント写真部門の募集期間は6月30日(金)必着で、応募方法は加東市役所農政課へ「郵送」または「持参」する。受賞者及び当選者には、賞品として加東市産もち麦の他、「ヨギボービーズクッション」や「加東市特産品セット」等をそれぞれプレゼントする。
興味がある人は、加東市産もち麦フォトコンテストに応募しよう。
加東市産もち麦フォトコンテストの詳細:https://www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/sangyoushinkoubu/noseika/event/13160.html
(佐藤 ひより)