日本酒「夜明け前」の蔵元である小野酒造店の大吟醸酒「夜明け前 大吟醸」が「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2023」SAKE部門・大吟醸酒部門において「ゴールドメダル」を受賞し、さらにゴールドメダルの中で最も優れた銘柄に与えられる「トロフィー(※)」に選ばれた。
2年連続ゴールドメダルを受賞
「夜明け前 大吟醸」は、兵庫県口吉川産の山田錦を贅沢に35%まで磨き、雑味の無い綺麗な味に仕上げた、蔵人入魂の逸品。低温かつ長期間の発酵で醸すことで生み出される、華やかな香りも特徴で、今回の品評会でも評価されている。同商品は「IWC2022」でもゴールドメダルを受賞しており、2年連続の受賞となる。
さらに今回は、大吟醸の部における最高賞となる「トロフィー」を受賞。商品の特徴や由来・味わいに関しては、「夜明け前 大吟醸」製品ページをチェックしよう。
「夜明け前」誕生ストーリー
小野酒造店から「夜明け前」が誕生したのは、小説『夜明け前』の作者である島崎藤村生誕100周年を迎える昭和47年のこと。長野県辰野町にある小野は、藤村の父親であり、主人公のモデルとなった島崎正樹と深い交流があった地。これを機に藤村に因んだ銘柄にしたいと考案し「夜明け前」に決定したそう。
命名の際には、 藤村の嫡子である島崎楠雄氏に快諾を得た。以来『夜明け前』の名に恥じぬよう、本物を追求する精神を忘れず、味にこだわり、酒を通じて世の中に貢献してきた。
世界的なワイン品評会「IWC」
毎年ロンドンで行われる世界最大規模のワイン品評会「IWC」は、“世界でもっとも大きな影響力をもつ”といわれるワインのコンテスト。2007年に「SAKE部門」が設立されたことを機に、IWCは日本酒の海外進出における重要な機会とされている。
「IWC2023」では1,601銘柄の日本酒がエントリー。「普通酒」「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」「本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」「スパークリング」「古酒」の9カテゴリーに分けられ、14カ国・総勢63名の審査員のブラインド・テイスティング審査により98点がゴールドメダルに選出された。
ゴールドメダルの中で最も優れた銘柄に与えられる「トロフィー」に選ばれた小野酒造店の大吟醸酒「夜明け前 大吟醸」を、この機会にチェックしてみては。
オンラインショップ:https://yoakemae-ono.myshopify.com/
IWC受賞結果:https://www.internationalwinechallenge.com/canopy/beverage_details?sid=17083
※ ゴールドメダルの中でも特に優れた銘柄に与えられる賞で、各部門1銘柄がトロフィーに選ばれる。
(江崎貴子)