どこにでもあそび場を創り出す車(プレイカー/プレイバス)が、6月3日(土)に東京都千代田区神田に集結。
「移動式あそび場フェス2023」として、日中は移動式あそび場フェスの開催、夜は「移動式あそび場」の価値と可能性を考えるシンポジウムを開催する。
外あそびは子どもの幸福度に直結
「移動式あそび場フェス2023」を主催する移動式あそび場全国ネットワークは、「あそび溢れる社会を目指す」ことを目的に2021年より活動を開始し、「プレイカー/プレイバス」を運営・支援している77団体・個人が所属している。
コロナ禍前に民学連携で行った小学生の外あそびの実態調査によると、1週間のうち、1日も外であそばない子どもの割合が6割以上であるという。
また、ユニセフから発表された最新のデータでは、外あそびが子どもの幸福度に直結するという結果も(※)。そして、あそぶための場所や時間、仲間が社会から減っているが、あそびは今の社会で求められる正解のない課題と向き合う力や、多様な発想・視点で物事を捉える力などを培える経験の宝庫である。
一方で、国土交通省では「地域を豊かにする歩行者中心の道路空間の構築」を目指すため、歩行者利便増進道路(ほこみち)制度を活用した取組を全国で開始している。
神田の公開空地が「あそび場」に変身
そこで、6月3日(土)12:00〜16:00、東京都千代田区神田淡路町2丁目ワテラスタワーの公開空地に全国であそび場を創り出す活動をしている「プレイカー/プレイバス」が、フェスと称して一堂に集結。100種類を超えるあそび道具・自然素材で溢れる「あそび場」に大変身させる。
あそびあふれる社会に向けたシンポジウム&交流会も開催
17:30〜20:30は、高層ビル内のホールでシンポジウム・交流会を行い、ヨーロッパで先行している「移動式」あそび場の日本における可能性を探り、あそびあふれる社会に向けて議論を交わしていく。
なお、フェスの参加費は無料だが、シンポジウムの席には限りがあるため、時間に余裕を持って会場へ足を運ぼう。
あそびや子育てに関心のある人は、大人も子どももあそびながら学べるこの機会を活用してみては。
■あそび場
会場:ワテラス広場&淡路公園
所在地:東京都千代田区神田淡路町二丁目101
■シンポジウム・交流会
会場:ワテラスコモンホール
所在地:東京都千代田区神田淡路町二丁目101
移動式あそび場全国ネットワーク公式サイト:https://mpn-japan.com/
※ユニセフのデータ:https://www.unicef.or.jp/report/20200902.html
(綱嶋直也)