パリ発レザーグッズブランド「Polène(ポレーヌ)」が、広島県尾道市のインテリアアートブランド「MOBJE(モブジェ)」とコラボレーションしたメゾン初となるフラワーベースを、ブランド公式オンラインストアで5月31日(水)より限定発売中だ。
フランスと日本のブランドがコラボ
フランスで立ち上げられたメゾン「ポレーヌ」は、卓越した職人のサヴォア・フェール(匠の技)によって表現される、独創的なフォルムが特徴的なレザーグッズコレクションを展開。職人が手作業でバッグを一つずつ製作しており、それぞれのアイテムのデザインからは、ミニマリズムとクリエイティビティの融合が感じられる。
コラボする「MOBJE」は、広島県尾道市を拠点とする「藤井製帽」から受け継いだ帽子製造における素材を、新たな視点で見つめなおし制作するインテリアアートブランド。
デザイナー兼アートディレクターの山本氏は、有機的なフォルムを無限に変化させることができる詩的なオブジェのコレクションの展開にこだわり、持ち主が時間をかけてオブジェと語らい、自分でアレンジを加え愛しむよう勧めている。
元になったのは「MOBJE」の「Lapel」
今回発売されたのは、フランスと日本のメゾンが誇るそれぞれの職人技が出会い、生まれた「MOBJE」の「Lapel(ラペル)」を元にしたフラワーベースコレクション。
「LAPEL」は、花を活けた際に襟にあたるフラワーベースで、職人の手仕事により作られた花器はベースとなる和紙素材に革の端切れが織り込まれ、フチの部分にかけて曲線のある形状に広がっている。
金属製のクリップを自由に配置できるため、そのデザインは自由自在。内側にはガラスの花瓶があり、ドライフラワーはもちろん生花も飾ることができる。
三型展開ですべて日本製
リミテッド・エディションのフラワーベースは、淡いピンクボディに組み合わされた、キャメルのスムースレザーが花瓶の底を飾ると共にエッジを強調した「LAPEL フラワーベース ナノ – キャメル エディション」21,000円(税込)、
サンドボディの「襟元」にタンカラーのスムースレザーを差し込み、ネックラインを強調、有機的な曲線を描く「LAPEL フラワーベース グランド – タン エディション」24,000円(税込)、
ブラウンボディの上部に施されたスムースブラックレザーがコントラストを強調する、グラフィカルな「襟先」が特徴的な「LAPEL フラワーベース トール – ブラック エディション」22,000円(税込)の三型展開で、すべて日本製。
革製品と帽子製造の二つの匠の技、そして革と紙の繊維という異なる二つの素材を結び付けた、新鮮なクラフツマンシップを感じさせる作品に仕上がっている。
破棄する革の端材をクリエイションに生かす
さらに、同コラボレーションは、革製品の製作過程で出る本来であれば破棄する革の端材をクリエイションに生かす、アップサイクリングへの取り組みの一環として実現。
螺旋状にカットされた、サイズや形が異なる革の端切れは、「MOBJE」の紙の繊維によって織られたブレードに丁寧に縫い込まれてつくられている。
各ブランドのこだわりを感じられるフラワーベースで、部屋に彩りを添えてみては。
ブランド公式オンラインストア:https://jp.polene-paris.com/
(佐藤ゆり)