島根県乳業協会は、6⽉1⽇(木)~30⽇(⾦)の期間、島根県で乳業を営む「クボタ牛乳」「島根中酪」「木次乳業」の3社合同で、しまねの牛乳を楽しんでもらうための「飲んで元気、地元も元気、しまねの牛乳!キャンペーン」を開催中だ。
「島根の牛さん応援セット」を販売
このキャンペーンでは、島根県は石見地方で創業110年目を迎える「クボタ乳業」と、創立65年を迎える「島根中酪」、雲南市木次町で創業70年目を迎える「木次乳業」の3社自慢の逸品をまとめた数量限定の「島根の牛さん応援セット」を購入することができる。
このセットには、優良生乳を使用したコクのある成分無調整牛乳「ピュアパック農協3.5牛乳/500ml」、
本格派ネルドリップコーヒーと新鮮な生乳を贅沢に使用した香り高いコーヒー「クボタ コーヒー/500ml」、
自然な風味・性質、そして栄養を生かすためにパスチャリゼーションした「木次パスチャライズ牛乳/500ml」、島根県産の生乳をたっぷり使用した風味豊かなヨーグルト「中酪出雲ヨーグルト/90g×2個」、甘みと酸味がバランスよく子どもも食べやすい加糖ヨーグルト「石見の朝ヨーグルト/80g×2個」、ミルクの濃厚なコクと甘みが味わえるプリン「木次ミルクのプリン/80g×2個」が入っている。価格は2,190円(税込、送料込)。
今回の取り組みに際して「西谷牧場」の思い
島根県乳業協会に、「西谷牧場」の 西谷悟郎さんから今回の取り組みに際して、次のようなお便りが届いている。
「(前略)昔から連綿と続けてきたこの仕事、毎日朝晩休みなく誰かが牛乳を搾り続けて繋いできたこの仕事が、今大変なことになっています。国際情勢の変化により、エサ代が数年前の1.5〜2倍近い値段になったのです。エサ代は元々生乳の売上の60%くらいを占めており、牛乳を生産するための一番大きい経費です。そんなエサ代がほぼ倍増したものですから、多くの酪農家の経営が成り立たなくなってしまいました。この1年で、実に多くの酪農仲間たちが、牧場をやめました。(中略)地域にとっても地元で生産された新鮮でおいしい安全な牛乳と、酪農場は不可欠な存在です。食料生産は永遠に無くすことができない仕事です。地域から産業がなくなるのはあっという間ですが、それを復活させるのは大変なことです。(中略)どうかこれからも1mlでも多く地元の牛乳を手にとっていただき、未来の牛が好きな若者たちに牧場を繋いでいく手助けとしていただければ、大変うれしく思います(後略)」
6月は「牛乳月間」
平成13年に国連食糧農業機関(FAO)が、6月1日を「世界牛乳の日(World Milk Day)」とすることを提唱。日本では、日本酪農乳業協会(現 Jミルク)が平成19年に6月1日を「牛乳の日」、6月を「牛乳月間」と定めている。
この機会に、島根県の酪農の未来に繋がる「飲んで元気、地元も元気、しまねの牛乳!キャンペーン」の商品を味わってみては。
詳細ページ:https://kisuki-milk.ocnk.net/page/11
(yukari)