日本のモノづくりを陰から支える「磨き屋シンジケート」は、究極のビアタンブラー「THE BEER TUMBLER BLACK STUDS(ザ・ビアタンブラー・ブラック・スタッズ)」を発表した。
「THE BEER TUMBLER BLACK STUDS」のメーカー希望小売価格は22,000円(税込)。販売店は、ロフト渋谷店、藤巻百貨店、新宿伊勢丹、横浜高島屋、JR名古屋タカシマヤ、高島屋大阪店、梅田阪急、新潟伊勢丹、他だ。
ステンレス自体を黒く発色させたビアタンブラー
「THE BEER TUMBLER BLACK STUDS」は、特殊な技法によりステンレス自体を黒く発色させたビアタンブラー。
また、精密機器の加工技術が惜しみなく施され、日本のモノづくりの技術を注ぎ込み、従来のビアタンブラーとひと味違う飲み心地を実現している。
電解酸化発色により美しい黒に
「THE BEER TUMBLER BLACK STUDS」は、ナノレベルまで磨き上げたタンブラーに、電解酸化発色という特殊な技法により、タンブラーの表面にサブミクロンの酸化被膜(一種の錆)を発生させ、光の干渉により美しい黒に発色させている。
電解酸化発色は、塗装とは違い、ステンレスそのものから酸化被膜を成長させるものであり、剝がれたりひびが入ることはない。加えて、耐食性がさらに高まり、また金属臭を低減している。
「THE BEER TUMBLER BLACK STUDS」は、この酸化被膜により光反射率が低下し「本当の黒」に。なお、表面はツルツルだ。
ビールを注ぐと微細な泡が生じる
「THE BEER TUMBLER BLACK STUDS」の形状は、燕商工会議所の塑性加工の技術が駆使され、表面にスタッズ(鋲)状の四角柱の凹凸がデザインされた。内面は職人の手磨きにより0.1μ以下の凹凸を生じさせることにより、ビールを注ぐと微細な泡が生じる。
さらに、中空二重構造になっており、少なくともビール1杯飲み干す間は、ビールの温度が下がらない保冷効果がある。内筒の板厚が薄いため熱伝導が良く、ビールを飲んでいるうちに内壁が乾くので2杯目にビールを注いだ時もいい泡が出る。
試行錯誤の末、完成
2022年にクラウドファンディングで「THE BEER TUMBLER BLACK STUDS」の試作に挑んだ際は、量産には至らなかったそう。
加工方法を変え、試行錯誤の末、酸化被膜の厚みを10倍に厚くした結果、「THE BEER TUMBLER BLACK STUDS」が完成した。
日本国内で金属を磨く専門企業38社の組織
「磨き屋シンジケート」とは、日本国内で金属を磨く専門企業38社の組織。かつてはアップル社の初期アイポッドを磨いていたことで有名になった。
現在は半導体製造装置、液晶製造装置、医療機器、自動車、バイク、発電所、金型、電車、自動販売機など世界中の様々な装置の部品を磨いている。また、現在は後継者育成に力を入れている。
父の日のプレゼントに究極のビアタンブラー「THE BEER TUMBLER BLACK STUDS」をチョイスしてみては。
磨き屋シンジケート:https://www.migaki.com/
(角谷良平)