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【滋賀県草津市】琵琶湖博物館が「おこめ展」を開催&県指定文化財「北比良の石屋用具」を展示!

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滋賀県立琵琶湖博物館が開催する、期間限定の企画展の情報をチェックしよう!

おこめの秘密や魅力を余すところなく紹介!


琵琶湖博物館では、7月15日(土)~11月19日(日)の期間、「第31回企画展示 おこめ展―おこめがつなぐ私たちの暮らしと自然―」を開催する。

約3,000年前に日本列島でおこめ作りが始まって以来、おこめの生産と消費は経済に大きな影響を与え、独自の文化を育んできた。

また、おこめが育つ田んぼは、人と生き物が深く関わりあう場として機能し、私たちの暮らしのなかで、文化的景観にも大きな影響を与えている。

一方で、情報社会である今日、世界規模で均一的な文化、生活習慣の共有化が急速に進んでいる。時代の流れの中で、おこめを中心とした生活は過去のものになっていくのかもしれない。

しかし、2000年以上も続いてきたおこめと私たちの関係には、捨てがたい魅力がある。この企画展では、おこめをテーマに、琵琶湖博物館ならではの多様な研究領域からなる展示によって、田んぼを場とした生態系、イネの植物学的情報、おこめと文化、おこめ調理の歴史を紹介する。

また、この企画展を通して、おこめを中心とした生活を改めて捉えなおすことで、これからのおこめと私たちの付き合い方を考えるきっかけとなることを目指している。


おもな展示物は、「滋賀県らしい田んぼの風景や田植えの様子を色々な角度からとらえた臨場感あふれるドローン映像」、


「田んぼを利用する生き物を標本と写真から専門的に解説する田んぼの生き物展示」、「知っているようで知らない田んぼの仕組みやイネの開花など生態情報を徹底解説」、


「昭和の暮らしを伝える民俗資料である農耕具とわら製品」など、初公開のものを中心に展示される。


このほか、発掘機材や分析機器を展示し、考古学者の部屋を再現。


琵琶湖博物館の考古学担当学芸員が、「弥生土器や銅鐸の復元製作から迫る実験考古学」「東南アジア・タイ北部での民族誌調査をもとにしたおこめ調理研究」「考古資料の3Dモデル化研究」など最新の研究成果を紹介する。

観覧料金は大人300円、高・大学生240円、小・中学生150円。20名以上からの団体料金は、大人240円、高・大学生190円、小・中学生120円。なお、企画展示を見るには、別途、常設展示の観覧券が必要となる。

「おこめ展」を通じて、おこめと私たちの未来を考えてみよう。

比良山麓の石材業の歴史を伝える資料を展示


また、琵琶湖博物館では、3月に所蔵資料の「北比良の石屋用具」が滋賀県有形民俗文化財に指定されたことを記念して、琵琶湖西岸の比良山麓で盛んだった石材業の歴史を伝える貴重な資料の一部を展示する、第17回学芸員のこだわり展示『初公開!県指定文化財「北比良の石屋用具」』を、5月23日(火)~7月30日(日)の期間開催している。


琵琶湖博物館の考古、歴史、民俗などの歴史系の資料には、温湿度や照度を厳密に管理する必要があるものが多数ある。これらは適切に保管するため、ふだんは各収蔵庫に収蔵されているが、歴史系学芸員が収集、整理、研究した状況をふまえて展示資料を選択し、期間限定で公開している。企画内容を吟味し、毎回1〜2か月程度、年間6〜8回程度実施している。

今回の展示品は、いずれも立琵琶湖博物館蔵のツチ類、ノミ類、ヤ類ほか。この展示を見るには常設展示観覧料が必要となる。

石材業の歴史がわかる貴重な展示を見学してみては。

滋賀県立琵琶湖博物館について


琵琶湖博物館は、湖をテーマにした博物館としては日本最大規模の琵琶湖畔に建つ博物館。「湖と人間」をテーマに、琵琶湖の生い立ちや人と自然との関わりについて、家族で楽しみ体感しながら学べる展示が特徴だ。

■滋賀県立琵琶湖博物館
住所:滋賀県草津市下物町1091
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:00)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり
観覧料:常設展示 一般800円、高校生・大学生450円、小学生・中学生無料

公式サイト:https://www.biwahaku.jp/

琵琶湖博物館の期間限定の企画展に訪れてみよう!

(yukari)

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